ミツマタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 14:18 UTC 版)
耐用年数
平成20年度税制改正において、法人税等の「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」が改正され、別表第四「生物の耐用年数表」によれば平成20年4月1日以後開始する事業年度にかかるミツマタの法定耐用年数は5年となった。
文学
ミツマタの花言葉は、「肉親の絆」[8]「意外な思い」[8]とされる。
初春の3月から4月にかけて黄色い花を咲かせることから、「ミツマタの花」は日本においては仲春(啓蟄〔3月6日頃〕から清明の前日〔4月4日頃〕まで)の季語とされている[18]。
古代には「サキクサの」という言葉が「
春されば まず三枝 の幸 くあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹
- (春になればまず先に咲く「サキ」クサのように「幸〔さき〕」く〔つつが無く〕あることが出来たならば、のちにまた会いましょう。恋しがらないでください、わが愛しい人よ)
—柿本人麻呂、『万葉集』10巻-1895
とあり、三枝(さきくさ)という言端の元が「先草(サキクサ)」とも「幸草(サキクサ)」とも とれる表現となっている。[注 4]
脚注
注釈
出典
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Edgeworthia chrysantha Lindl. ミツマタ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月24日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Edgeworthia tomentosa (Thunb.) Nakai, nom. rej. ミツマタ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月24日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Edgeworthia papyrifera Siebold et Zucc. ミツマタ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月24日閲覧。
- ^ a b c d e 田中潔 2011, p. 100.
- ^ "ミツマタとは|ヤサシイエンゲイ".(京都けえ園芸企画舎). 2016年2月21日閲覧
- ^ 新札にらみ「ミツマタ」増産/四国山地で出荷拡大に動く『日本経済新聞』朝刊2019年5月16日(マーケット商品面)2019年6月8日閲覧。
- ^ a b c d e 平野隆久 1997, p. 186.
- ^ a b c d e f 田中潔 2011, p. 101.
- ^ a b c d e f g h 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 94.
- ^ 1万円札の材料が→男性用せっけんに/ネパリ「加齢臭などに効果」『日経MJ』2018年5月28日(ライフスタイル面)2018年8月7日閲覧。
- ^ 業務内容のご紹介 かんぽうのお仕事(2019年6月8日閲覧)。
- ^ Kozo mitsumata.. Motomu Tanaka, Satoshi Shishikura, Ro Togashi, 求 田中, 佐敏 宍倉, 朗 富樫. Nosangyosonbunkakyokai. (2018.5). ISBN 978-4-540-17115-4. OCLC 1050207339
- ^ “和紙原料の生産・流通状況”. 日本特用林産振興会. 2017年6月13日閲覧。
- ^ “特産農産物に関する生産情報調査結果(平成 24 年)”. 公益財団法人日本特産農産物協会. 2017年6月13日閲覧。
- ^ “ミツマタ出荷で集落再生 京都・福知山、紙幣原料に”. 京都新聞社. 2017年6月13日閲覧。
- ^ 外信部, 時事通信 (2024年7月3日). “新紙幣発行「うれしく励みに」 原料ミツマタ栽培のネパール農家:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2024年7月7日閲覧。
- ^ 【価格は語る】「お札原料ミツマタ最高値圏/国産わずか1割、増産の動きも」『日経産業新聞』2019年5月17日(サービスプライス面)。
- ^ "三椏の花(みつまたのはな)仲春".(NPO法人季語と歳時記の会). 2016年2月21日閲覧
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