フヨウ 変種・近縁種

フヨウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 04:42 UTC 版)

変種・近縁種

手前がアメリカフヨウ、奥がタイタンビカス
スイフヨウ(酔芙蓉、Hibiscus mutabilis cv. Versicolor
朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれてピンクに変色する八重咲き変種であり、色が変わるさまを酔って赤くなることに例えたもの。なお、「水芙蓉」はハスのことである。混同しないように注意のこと。
サキシマフヨウ (先島芙蓉、Hibiscus makinoi
鹿児島県西部の島から台湾にかけて分布する。詳細は該当項目を参照。
アメリカフヨウ(草芙蓉(くさふよう)、Hibiscus moscheutos: rose mallow
米国アラバマ州の原産で、7月と9月頃に直径30cm近い巨大な花をつける。草丈は50cm~160cmくらいになる。葉は裂け目の少ない卵形で花弁は浅い皿状に広がって互いに重なるため円形に見える。この種は多数の種の交配種からなる園芸品種で、いろいろな形態が栽培される。なかには花弁の重なりが少なくフヨウやタチアオイと似た形状の花をつけるものもある。日本での栽培も容易であり、多年草であるため一度植えつければ毎年鑑賞することが可能。栽培法はタイタンビカスの育て方に準ずる。
タイタンビカス
日本で作出された園芸品種。アメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種。6月下旬~10月初頭に15㎝ほどの花を多数つける。草丈は1~2mほど。葉はモミジ葉。ハイビスカスそっくりの南国風の花であるが北海道等の寒冷地ふくめ、日本全国での屋外栽培・屋外越冬が可能。栽培もいたって容易である。

参考文献

  • 下野敏見『南九州の伝統文化 Ⅱ(民具と民俗、研究)』南方新社〈鹿児島県の伝統文化シリーズ 2〉、2005年2月。ISBN 4-86124-019-0 
  • 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、96頁。ISBN 978-4-416-61438-9 

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