パワーレンジャー・ターボ
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登場人物
パワーレンジャー・ターボ
前期は前作の『パワーレンジャージオ』に登場した4人が引き続いて登場し、新たなブルーレンジャーとしてジャスティンが加わり、後期はブルー以外の4人が自分の人生を歩むために引退し、新たに4人の新メンバーの追加がされた[12]。
- トーマス"トミー"オリバー/レッドレンジャー(レッドレーサー)
- リーダー。高校を一足早く卒業し、叔父のレースチームでテストドライバーを務める。T.Jにパワーを託して引退。
- ジャスティン・スティワート/ブルーレンジャー(ブルーレーサー)
- 高校への編入試験を受けて合格し、飛び級で高校に進学してきた天才少年。家を離れて仕事をしている父親を思って寂しがるなど、年相応の振る舞いも見せる。最後の戦いの後、地球に残って父親と暮らすことを選択。宇宙に旅立つ仲間たちを見送った。
- アダム・パーク/グリーンレンジャー(グリーンレーサー)
- サブリーダー。高校卒業後はスタントマンになり、遊園地でアトラクションショーの仕事をしている。他にもエンジェルクローブ高校のサッカー部のコーチもしている。カルロスにパワーを託して引退。
- ターニャ・スローン/イエローレンジャー(イエローレーサー)
- 高校卒業後は、前作でアルバイトをしたラジオ局でディスクジョッキーをしている。アシュレーにパワーを託して引退。
- キャサリン・ヒラード/ピンクレンジャー(ピンクレーサー)
- 高校の卒業式では卒業生代表としてスピーチを担当。卒業後はエンジェルグローブ高校で教育実習生をしており、ジャスティンのクラスでアップルビーの補佐をしている。キャシーにパワーを託して引退し、元々の夢であるバレエの勉強のためにロンドンに留学する。
- セオドア・ジェイ・ジャービス・ジョンソン/2代目レッドレンジャー(レッドレーサー)
- 通称はT.J。野球選手を志す大柄の青年。元プロ野球選手だった父の友人を頼りにエンジェルグローブに向う途中でトミーを救った勇気ある行動により新リーダー・レッドレンジャーに任命される。シリーズ初の黒人リーダー。
- メインライター交代前に書かれた脚本に登場したマイケルという名前のキャラクターが前身となっている[13][14]。
- カルロス・ヴァラーツ/2代目グリーンレンジャー(グリーンレーサー)
- サッカー好きの青年。ヒスパニック系。街の人々をモンスターから救おうとした勇敢な行動からアダムよりグリーンレンジャーを託される。
- 当初はレッドレンジャーとなることが予定されていた[14]。
- アシュレー・ハモンド/2代目イエローレンジャー(イエローレーサー)
- ファッションデザイナーを志す白人の少女。活発で勝気な性格の持ち主。街の人々を救おうとした勇敢な行動からターニャよりイエローレンジャーを託される。なお、前々作にも、一度モブキャラとして登場している。
- 初期の脚本での名称はミッシー[13][14]。
- キャシー・チャン/2代目ピンクレンジャー(ピンクレーサー)
- 歌手を志す東洋系の少女。ストーンキャニオンに向かう途中でトミーとキャサリンを救ったことによりピンクレンジャーを託される。格闘技が得意。ファントムレンジャーに恋心を抱く。
協力者
- ブルーコマンダー(シグナルマン)
- 近未来からやってきた警官ロボット。近未来に起きる悪の軍団の結託とそれ対抗する手段をディミトリアに知らせる為に現れたが、データが破損したため、ディバトックスのみがその情報を知ることとなる[13][14][注釈 2]。
- 八つの銀河系を守っていた正義のロボットとして知られているが、ルールに厳しく融通が利かない面もある。普段は交通違反の取締りなどをしている。ダークスペクターの軍団の襲撃を受けたゾードンを救うため、エルター星にディミトリアと共に向かった。本来の海外名称は「ブルー・センチュリオン」。
- ファントムレンジャー(VRVマスター)
- エルター星からやってきた謎の戦士。透明になる能力を持ち、なぜか時間が止まっていても行動することができる。レスキューメガゾードをレンジャーたちに与えた。銃を装備しており、胸のパワールビーがパワーの源だが、弱点でもある[12]。
- ディミトリア
- ゾードンの後任としてレンジャーをサポートする、白い衣装に身を包んだ女性。インクィリス星人で常に「ではないか?」「しては?」と疑問系で会話を行う(インクィリス星の言語が疑問系であるため)。終盤においてダークスペクターの軍団の襲撃を受けたゾードンを救うため、エルター星にブルーコマンダーと共に向かった。行方不明になった双子の姉妹がいる。
- 次作『パワーレンジャー・イン・スペース』の企画段階ではパワーレンジャー達に新しい拠点となる宇宙ステーションを与えることが予定されていた[15]。
- アルファ6
- アルファ5に代わるレンジャーのサポートロボット。自称、「アルファシリーズ最高傑作」。口癖は「ヨーヨーヨー」。
- ゾードン
- ディミトリアに後を託して自らの故郷であるエルター星にアルファ5と共に戻る。トミーたちとT.Jたちのパワーを引継ぎにも立ち会った。エルター星を襲撃したダークスペクターに捕らえられてしまう。
- ロッキー・デザントス
- 2代目MMPRレッドレンジャーにして、ジオレンジャー3・ブルーだった青年。映画版での負傷から完治はしていないが、退院して卒業式に出席した。ジャスティンを正式な後継者とし、高校卒業後は空手教室の仕事に専念することにした。
- ロボットレンジャー
- ある日突然にT.J・カルロス・キャシー・アシュレーと入れ替わっていたロボットたち。レンジャーに変身することもできる。そのことに気がついたジャスティンを恐怖させるが、ジャスティン自身もロボットであった。彼らはエルター星でゾードンによって開発されたロボットで、実戦に耐えられるかテストされていた(ジャスティンは自分がロボットであるという記憶を封印されて実験を行われていた)。テストを終えた彼らはエルター星に去っていった。
- ノル・クイスト
- NASADAの司令官。レンジャーたちが宇宙に旅立つのに必要なスペースシャトルを提供した。パワーレンジャー・イン・スペースにも数回登場し、レンジャーたちに協力した。
一般人
- バルクとスカル
- シリーズではおなじみの凸凹コンビ。エルガーの変身レーザーによってチンパンジーにされてしまう(その猿に役者が声を当て喋っていた。ただし、人間には通じない)。猿になった彼らは元に戻ろうと様々な行動を起こすが思わぬ騒ぎを引き起こしてしまう、という展開だったが、その後に巨大化魚雷が着弾した際に漏れたガスで透明人間になった後、しばらくして元に戻る。元に戻ってからは様々な仕事に就いては失敗してクビになるパターンをほぼ毎回繰り返していた。
- この時期、彼らを主役にしたテレビドラマが企画されていたが、実現しなかった[9]。
- ストーン
- 前作から引き続いて登場。探偵を廃業した彼は、アマゾンへ旅立ったアーニーに代わり、ジュースバーの店長となった。愛称は警部。
- 序盤では猿になったバルクとスカルの飼い主になり、2匹の起こした騒動のとばっちりに遭い続けていた。彼らが人間に戻った後は彼らに仕事を何度か紹介した。
- ダグ・スティワート
- ジャスティンの父親。仕事の都合でジャスティンを施設に預け、離れて暮らしている。後半で新しい仕事先を見つけてエンジェルグローブに戻って来たが、仕事のプロジェクトに参加するために街を離れなければならなくなる。しかし、ジャスティンの気持ちを考え、仕事を断ることを決める。パワーレンジャー・イン・スペースにも登場。
- ウォーレン
- ジャスティンと共にカーレースに出場した少年。当初はジャスティンに悪口を言っていたが、エルガーから自分の車に爆弾を仕掛けられて車が暴走してしまった際に、ジャスティンから救助されて、和解し、後にジャスティンに「今度、車の作り方を教えて欲しい」と伝え、夢の車を製作する約束した。
- レジー
- ジュニアと共にジャスティンのテストをカンニングしようとして、廊下に起立させられ、非常ベルを悪戯した。その後、ジャスティンに自身も両親と共に住んでいないことを明かし、非常ベルを悪戯したことを反省した。その後、ジャスティンから勉強を教わることになり、彼の友人になる。
- ジュニア
- レジーの相棒で、黒人の青年。
- ジェニー・ハンター
- ストーン警部の姪[13][14]。初期の設定ではアシュレーという名前で、パワーレンジャーのメンバーになることが予定されていた[14]。
敵
- ディバトックス
- 軍団を率いる女ボス。派手な衣装を身に纏っている。目から怪光線を出し、舌を伸縮できる。映画版で結婚式をパワーレンジャーに潰された復讐をするため、地球に留まっていた。強欲かつワガママな性格で目的のためには手段を選ばないが、意外とドジ。エルガーは甥にあたる。序盤では何かと爆弾を使った作戦に拘っていた。ディミトリアと何らかの関係があることが示唆されていたが、明らかにはなっていない[12]。通称「ディバおばさん」。
- 次作『パワーレンジャー・イン・スペース』の企画段階ではレギュラーとして登場することが予定されていた[15]。
- 玩具 - 5インチのアクションフィギュアが発売された[11]。
- ライゴグ(ガイナモ)
- 副船長。腕力に物を言わせる性格であるが不器用。
- 玩具 - 5インチのアクションフィギュアが発売された[16]。
- エルガー(ゼルモダ)
- ディバトックスの甥で、剣が武器。原作のゼルモダとは違い間抜けな性格。泳げないのにもかかわらず、余計な発言をしてディバトックスに海に沈められることが多い。
- ポルト(グラッチ)
- 科学者。1度は自分の才能が潰されてしまうと思い組織を抜け出したが、また組織に戻って来た。その後、パワーレンジャー・イン・スペースの第1話に登場しているが、それ以降の出番はない。
- ハボック将軍(リッチリッチハイカー教授)
- ディバトックスの弟。独自のロボット戦闘員を操る。100年前にディバトックスから要塞スペースベースの建造を頼まれており、完成したスペースベースを運びに地球にやって来た。そして、自らが製作したメタルザウルスを使ってパワーレンジャーに勝利し、ターボゾードを奪うことに成功するが、レスキューゾードには勝つことができず、メタルザウルスを破壊された後、「新型のメタルザウルスでまた来る」と言い残して去っていった。
- ママD
- ディバトックスとハボック将軍の母親でエルガーの祖母。失敗続きのデイバトックスの枕元に現れ、一族の恥さらしと罵倒した。彼女が助言を求めると、リーダーであるトミーを狙えと助言する。その助言に従って彼女がトミーを捕らえると、トミーを苦しめるために後悔と破滅の渦へ続く扉を開く。しかし、T.Jとキャシーにより、トミーは救出されてしまったために作戦は失敗。その夜、ディバトックスの枕元に現れ、役立たずだと罵倒した。
- 戦闘員ピラナトロン
- 半魚人のような姿の戦闘員。パワーレンジャー・イン・スペース、パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシーにも登場している。
- エリート戦闘員(ワンパー)
- ハボック将軍配下のロボット戦闘員で、言葉も話せる。白衣を着た科学者タイプもいる。第25話や第34話にも登場し、ターボメガゾードを操縦したり、マニアック・メカニックの作ったバトルカーを運転していた。
- 玩具 - 5インチのアクションフィギュアが発売された[16]。
注釈
出典
- ^ “「パワーレンジャー」新シリーズの製作配給契約をサバン・キャピタル・グループと締結”. 東映プレスリリース (2010年5月19日). 20134-03-11閲覧。
- ^ “TV Playbook: Let's Add a Kid!”. IGN (2008年12月10日). 2014年3月11日閲覧。
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- ^ a b インタビュー・秋田英夫「パワーレンジャー NOW!!」『宇宙船』Vol.122、ホビージャパン、2008年10月、94 - 96頁、ISBN 978-4894257726。
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- ^ 上野麿位(取材)「先駆者たちの肖像 海を渡ったスタントマン」『[NEWTYPE THE LIVE 特撮ニュータイプ』第11号、角川書店、2008年、83 - 85頁。
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