バングルス 歴史

バングルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/27 14:14 UTC 版)

歴史

1981年ロサンゼルススザンナ・ホフス、ヴィッキーとデビーのピーターソン姉妹、ベーシストのアネット・ジリンスカスの4人により結成。最初のバンド名はスーパーソニック・バングス。後にバンド名をバングスと変えるが先にニュージャージー州に同名のバンドが存在していたため、バングルスという名前に落ち着いた。バングルとはアクセサリーの腕輪のこと。

1982年A&Mレコード傘下(当時)のレーベルI.R.S.からミニ・アルバム『Bangles』を発表。翌年にはCBSレコードと契約するがアネットが脱退、マイケル・スティールが新たに加入した。マイケルは元祖ガールズ・ロック・バンドザ・ランナウェイズの初期メンバーであった。

1984年、アルバム『気分はモノクローム (All Over The Place)』でデビュー。デビューアルバムを聴いたプリンスがスザンナを気に入り、1986年に「マニック・マンデー (Manic Monday)」を提供。米英で2位の大ヒットを記録する。日本でも、同年にトヨタ・ターセルのCM曲として起用された。この曲が収録されたセカンド・アルバム『シルバースクリーンの妖精 (Different Light)』からは「エジプシャン (Walk Like an Egyptian)」のナンバーワンヒットも生まれ、彼女たちは一躍スターとなった。

1987年にはサントラ盤に提供したサイモン&ガーファンクルのカバー曲「冬の散歩道 (A Hazy Shade of Winter)」、1988年の『エヴリシング (Everything)』からは「イン・ユア・ルーム (In Your Room)」、1989年に米英で1位となった「胸いっぱいの愛 (Eternal Flame)」と立て続けにヒットを飛ばす。しかしこの直後にバンドは活動を停止した。

その後、スザンナはソロ歌手に転向。また1993年に映画監督のジェイ・ローチと結婚する。1997年、ジェイの大ヒット作『オースティン・パワーズ』のサントラ盤にスザンナが参加し、1999年には『オースティン・パワーズ:デラックス』のサントラ盤で4人がバングルスとしてレコーディングしたのを機に再結成。

2005年にマイケルが脱退を発表、その後、アビー・トラヴィスがベースを担当しているが、正式メンバーにはならなかった。

2014年「エジプシャン (Walk Like an Egyptian)」がテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のエンディング曲に使用された。

2018年にオリジナル・メンバーのアネット・ジリンスカスが35年ぶりに復帰。


  1. ^ a b c d Erlewine, Stephen Thomas. “Bangles | Biography & History”. AllMusic. All Media Group. 2020年12月25日閲覧。






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