ドミートリイ・ショスタコーヴィチ ドミートリイ・ショスタコーヴィチの概要

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 02:10 UTC 版)

ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ
Дмитрий Дмитриевич Шостакович
1950年撮影
基本情報
出生名 ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ
Дмитрий Дмитриевич Шостакович
生誕 1906年9月25日
ロシア帝国 サンクトペテルブルク
死没 1975年8月9日(68歳没)
ソビエト連邦 モスクワ
職業 作曲家
B・クストーディエフ作 少年時代のショスタコーヴィチの肖像画(1919年頃)
第一交響曲発表当時のショスタコーヴィチ(1925年)

シベリウスプロコフィエフと共に、マーラー以降の最大の交響曲作曲家としての評価がほぼ確立され、世界的にも特に交響曲の大家と認知されている。また、弦楽四重奏曲においても秀逸な曲を残し、芸術音楽における20世紀最大の作曲家の一人である。ショスタコーヴィチの音楽には暗く重い雰囲気のものが多いが、その一方でポピュラー音楽も愛し、ジャズ風の軽妙な作品も少なからず残している。

当初、体制に迎合したソ連のプロパガンダ作曲家というイメージで語られていたが、『ショスタコーヴィチの証言[1]が出版されて以後、ショスタコーヴィチには皮肉や反体制、「自らが求める音楽と体制が求める音楽との乖離に葛藤した悲劇の作曲家」というイメージも加わった。


  1. ^ a b 音楽学者の千葉潤は、発表以来続いた『ショスタコーヴィチの証言』の真贋論争は現在では偽書でほぼ決着しているとの見解を示している。(千葉潤 『ショスタコーヴィチ』 音楽之友社、2005年。181 - 182頁。ISBN 4-276-22193-5。)
  2. ^ 千葉 2005, p. 8.
  3. ^ 千葉 2005, p. 12-13.
  4. ^ 千葉 2005, p. 13-14.
  5. ^ 千葉 2005, p. 14-15.
  6. ^ a b 千葉 2005, p. 16.
  7. ^ 千葉 2005, p. 19.
  8. ^ 千葉 2005, p. 21.
  9. ^ 千葉 2005, p. 34.
  10. ^ 千葉 2005, p. 46-48.
  11. ^ 千葉 2005, p. 51-52.
  12. ^ 千葉 2005, p. 52-55.
  13. ^ 千葉 2005, p. 57-60.
  14. ^ 千葉 2005, p. 63.
  15. ^ 千葉 2005, p. 66.
  16. ^ 千葉 2005, p. 73-75.
  17. ^ 千葉 2005, p. 78-79.
  18. ^ 千葉 2005, p. 83.
  19. ^ 千葉 2005, p. 91-94.
  20. ^ 千葉 2005, p. 102-103.
  21. ^ 千葉 2005, p. 106-109.
  22. ^ 千葉 2005, p. 110-115.
  23. ^ 千葉 2005, p. 125-128.
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  25. ^ a b 千葉 2005, p. 130.
  26. ^ 千葉 2005, p. 131.
  27. ^ 千葉 2005, p. 132-137.
  28. ^ 千葉 2005, p. 139-142.
  29. ^ 千葉 2005, p. 147-152.
  30. ^ 千葉 2005, p. 152.
  31. ^ 千葉 2005, p. 155-157.
  32. ^ 千葉 2005, p. 176.
  33. ^ a b Gregor Tassie (2022). The Three Apostles of Russian Music: The Soviet Avant-Garde. Lexington Books 
  34. ^ Sofia Moshevich (2015). Shostakovich's Music for Piano Solo: Interpretation and Performance. Indiana University Press. p. 16 
  35. ^ ローレル・フェイ 『ショスタコーヴィチ ある生涯』 アルファベータ、2005年(改訂新版)、135頁。ISBN 978-4-87198-534-5
  36. ^ イアン マクドナルド The new Shostakovich p73
  37. ^ エリザベス・ウイルソン『Shostakovich A LIFE Remembered』2006年、225頁。ISBN 978-0-571-22050-2
  38. ^ a b ヨアヒム ブラン Double meaning of Jewish Element in Domitori Shostakovich1985 p68~80
  39. ^ ティモシー ジャクソン、Ho, Allan B. and Feofanov, (ed.): Shostakovich Reconsidered. Toccata Press 1998.251. ISBN 0-907689-56-6 p618
  40. ^ エリザベス・ウイルソン『Shostakovich A LIFE Remembered』2006年、267頁。ISBN 978-0-571-22050-2
  41. ^ ヨアヒム ブラン Double meaning of Jewish Element in Domitori Shostakovich1985 p78
  42. ^ (2669) Shostakovich = 1976 YQ2 = 1980 RW”. MPC. 2021年9月30日閲覧。


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