ティーラトン・ブンマタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 15:11 UTC 版)
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名前 | ||||||
愛称 | ブンちゃん | |||||
ラテン文字 |
THEERATHON Bunmathan (TEERATON Bunmathan) | |||||
タイ語 | ธีราทร บุญมาทัน | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | タイ | |||||
生年月日 | 1990年2月6日(34歳) | |||||
出身地 | ノンタブリー県 | |||||
身長 | 171cm | |||||
体重 | 62kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ブリーラム・ユナイテッドFC | |||||
ポジション | DF / MF | |||||
背番号 | 5 | |||||
利き足 | 左足 | |||||
ユース | ||||||
2006-2007 | ラパチャFC | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2007-2008 | ラパチャFC | 10 | (0) | |||
2008-2016 | ブリーラム・ユナイテッドFC | 218 | (15) | |||
2016-2019 | ムアントン・ユナイテッドFC | 42 | (9) | |||
2018 | → ヴィッセル神戸(loan) | 28 | (0) | |||
2019 | → 横浜F・マリノス(loan) | 25 | (3) | |||
2020-2021 | 横浜F・マリノス | 53 | (0) | |||
2022- | ブリーラム・ユナイテッドFC | 43 | (3) | |||
代表歴2 | ||||||
2008-2009 | タイ U-19 | 6 | (0) | |||
2009-2013 | タイ U-23 | 15 | (1) | |||
2010- | タイ | 90 | (7) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2022年11月5日現在。 2. 2022年3月27日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
クラブ
ブリーラム・ユナイテッドFCの主力の一人として、チームの成功に大きく貢献した。特にフリーキックから多くの得点やアシストを生み出してきた。AFCチャンピオンズリーグには2012年から連続して出場しており、2013年は準々決勝のエステグラルFCとの第1戦を除く、10試合に先発フル出場を果たし、グループリーグ最終節のFCソウル戦で決勝トーナメント進出につながる同点ゴールを決めた。また大会ベストイレブンと7人のサブメンバーからなるドリームチームにサブメンバーの1人として選出された。2014年はセレッソ大阪とのホーム試合で先制ゴールを決めた。
2013シーズンはタイ・プレミアリーグの最優秀選手賞に選ばれた。10月の月間最優秀選手賞も受賞した。
2015シーズン、AFCチャンピオンズリーグのグループリーグにおいて、ガンバ大阪戦ではアウェイ戦で直接FKを左足で決め、ホーム戦ではCKを左足で直接決めるなど、「悪魔の左足」と称された。
2018年、日本のヴィッセル神戸に期限付き移籍で加入[1]。神戸には元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ、7月には元スペイン代表のアンドレス・イニエスタが加入し、最終節には同じく元スペイン代表のダビド・ビジャが来季から加入するため神戸に観戦に訪れていた。この状況に自身のフェイスブックに「なんて、Jリーグの1年なんだ! 今、同じ部屋に3人のワールドクラスプレーヤーがいる。この雰囲気は忘れられないものだ」と綴っている[2]。同シーズン終了後、移籍期間満了により神戸を退団[3]。
2019年、ムアントンへの復帰が決定していたが、1月のタイ代表として参加していたアジア杯中に横浜F・マリノスへの期限付き移籍でのオファーが届き、その日のうちに決断するよう伝えられて移籍を決断した[4][5]。開幕直後はレギュラーを掴めなかったが、第12節からレギュラーを掴み、出場停止で出場出来なかった1試合を除き、そこから全試合出場している。8月31日、ガンバ大阪戦で来日初ゴールを決めると[6]、次の試合の9月14日に行われたサンフレッチェ広島戦で2試合連続となるゴールを決めた。12月7日、勝てばリーグ優勝の決まる最終節・FC東京戦では、先制ゴールを決めてチームの優勝に貢献。タイ人初のJリーグ優勝を成し遂げた[7]。シーズン終了後には、Jリーグ優秀選手賞に選出され[8]、母国タイの年間最優秀選手賞に選出された[9]。
2021年12月16日、古巣のブリーラム・ユナイテッドFCに完全移籍することが発表された[10][11]。なお、横浜F・マリノスとの契約を1年残していたため、ブリーラムは推定1億円前後の移籍金を支払うとデイリースポーツは報じている[12]。
代表
2012年9月12日、ラオスとの親善試合でPKから代表初得点を決めた。同年12月13日には2012 AFFスズキカップ(第9回東南アジアサッカー選手権)のマレーシア戦で通算2得点目を決めた。2012年度のAFFスズキカップでは左サイドバックのポジションで大会ベストイレブンに選出された。
2013年に開催された第27回東南アジア競技大会にはU-23タイ代表の主将として臨み、金メダルを獲得した。
エピソード
- 2011年11月11日、タイ代表の一員として2014 FIFAワールドカップ・アジア予選のサウジアラビア戦に出場した。後半アディショナルタイムにレッドカードを提示されて一発退場すると、試合後にはサウジアラビアからインドネシアに移動し、U-23タイ代表の一員として東南アジア競技大会に参加した。11月13日のインドネシア戦は2枚のイエローカードを提示されて退場した。この結果、3日間で2枚のレッドカードを提示された最初のタイ人サッカー選手となった。
- 2013年にブリーラム・ユナイテッドFCで監督を務めた英国人スコット・クーパーは、能力の高さを評価し、「彼は大陸最高の左サイドバックになることができると信じている」と語った[13]。
- ^ ムアントンユナイテッドよりDFティーラトン選手 期限付き移籍加入のお知らせ ヴィッセル神戸 2018年1月25日
- ^ 「ポドルスキ、イニエスタ、そしてビジャが同じ部屋に…」神戸・ティーラトン、超大物の加入に興奮 2018年12月1日 サンスポ
- ^ “DFティーラトン選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ”. ヴィッセル神戸 (2018年12月28日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ หมดหวังไปแล้ว!"ธีราทร"เล่าเบื้องหลังดีลซบมารินอส Goal.com 2019年12月8日
- ^ ティーラトン選手 期限付き移籍加入内定のお知らせ 横浜F・マリノス 2019年1月16日
- ^ 横浜ティーラトン来日初弾「レベル上がっている」 日刊スポーツ 2019年8月31日
- ^ 「本当に感謝しかない」タイ人初のJ1制覇!ティーラトンが語る優勝を確信した瞬間 サッカーダイジェストWeb 2019年12月7日
- ^ 2019Jリーグ優秀選手賞に7選手が選出 横浜F・マリノス 2019年12月7日
- ^ 横浜FMのタイ代表DFティーラトンがタイ年間最優秀選手賞を初受賞! 超サッカー! 2019年12月20日
- ^ 『ティーラトン選手 ブリーラム・ユナイテッドFCへ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)横浜F・マリノス、2021年12月16日 。2021年12月16日閲覧。
- ^ "OFFICIAL!!! ปราสาทสายฟ้า บรรลุข้อตกลง กับโยโกฮามา เอฟ มารินอส คว้าตัว ธีราทร บุญมาทัน ร่วมทัพ ตั้งแต่ เลกสอง ของฤดูกาล 2021/22" (Press release) (タイ語). ブリーラム・ユナイテッドFC. 16 December 2021. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “横浜M タイ代表DFティーラトン「とてもとても、悩みました」ブリラム完全移籍を発表”. デイリースポーツ (2021年12月16日). 2021年12月16日閲覧。
- ^ “アジア人選手ベストイレブン:2013年5月 - DF:テーラトン・ブンマタン”. Goal.com (2013年6月8日). 2014年3月18日閲覧。
- 1 ティーラトン・ブンマタンとは
- 2 ティーラトン・ブンマタンの概要
- 3 所属クラブ
- 4 タイトル
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