クリフ・リチャード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/07 16:54 UTC 版)
クリフ・リチャード Cliff Richard | |
---|---|
クリフ・リチャード(2021年) | |
基本情報 | |
出生名 | ハリー・ロジャー・ウエッブ(Harry Rodger Webb) |
生誕 | 1940年10月14日(82歳) |
出身地 |
イギリス領インド・ラクナウ イングランド・チェスハント |
ジャンル |
ロックンロール ポップス ゴスペル |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1958年 - 現在 |
レーベル | EMI、デッカ、コロムビア、エピック、ロケット、パピヨン |
共同作業者 | シャドウズ |
公式サイト | CliffRichard.org/ |
歌手として
バックバンドのシャドウズと共に、ビートルズ時代が到来する前の1950年代末から1960年代初めにかけてイギリスのポップミュージック・シーンを席巻した。クリスチャンに改宗後、その音楽はポップスからロック寄りになる。アメリカにおいてはイギリスほどの成功を収めることはなかったが、イギリスでは映画やテレビにおいても成功し、いくつかの国でも同様の成功を収めた。
1970年代初頭はやや落ち着いた活動に終始していたが1979年に「コングラッチュレーションズ」[1]以来、11年振りに『恋はこれっきり』が全英No.1に輝きBBCニュースで速報として伝えられるなど話題となり再び第一線に返り咲いた。これより数年間は本国のみならずアメリカや日本でもヒット曲を量産した黄金期であった。
来歴
ハリー・ロジャー・ウエッブは1940年10月14日、インドのラクナウで生まれる。1歳の時にラクナウからコルカタに移るが、一家は1947年のインド独立の後、イギリスに帰国する。
16歳の時、エルヴィス・プレスリーの「ハートブレイク・ホテル」が停車中の車内から聞こえてきたことに触発され自らスキッフル・バンドを結成。17歳になりロンドンのソーホー地区にあるカフェ・バー「Two I'S」に出演し話題を集めるようになり、当時のコロムビア・レコードの音楽ディレクターでもあるイギリス音楽界の大御所ノリー・パラモァー(自らオーケストラのリーダーでもある)にデモテープを送り認められる。イギリスが生んだ自前のロックン・ローラーが誕生したのである。デビューするにあたり何か良い芸名がないかと考えた末、クリフ・リチャードと決まりバック・バンドがThe Drifters。これがブリティッシュ・ロックの夜明けである。後にこのThe Driftersはシャドウズと改名しクリフとシャドウズとして君臨することとなる。
1958年8月に発売されたデビュー曲「Move It」はブリティッシュ・チャート2位を記録。ここからクリフ・リチャード栄光の60年が始まる。
ディスコグラフィ
アルバム
- Cliff Sings (1959年)
- Me and My Shadows (1960年)
- Listen to Cliff! (1961年)
- 21 Today (1961年)
- 32 Minutes and 17 Seconds with Cliff Richard (1962年)
- When in Spain (1963年)
- Cliff Richard (1965年)
- When in Rome (1965年)
- Love is Forever (1965年)
- Kinda Latin (1966年)
- Don't Stop Me Now! (1967年)
- Good News (1967年)
- Established 1958 (1968年)
- Sincerely Cliff (1969年)
- About That Man (1970年)
- Tracks 'n Grooves (1970年)
- The 31st of February Street (1974年)
- I'm Nearly Famous (1976年)
- Every Face Tells a Story (1977年)
- Small Corners (1978年)
- Rock 'n' Roll Juvenile (1979年)
- I'm No Hero (1980年)
- Wired for Sound (1981年)
- Now You See Me, Now You Don't (1982年)
- Silver (1983年)
- The Rock Connection (1984年)
- Always Guaranteed (1987年)
- Stronger (1989年)
- Together with Cliff Richard (1991年)
- The Album (1993年)
- Songs from Heathcliff (1995年)
- Real as I Wanna Be (1998年)
- Wanted (2001年)
- Cliff at Christmas (2003年)
- Something's Goin' On (2004年)
- Two's Company (2006年)
- Love... The Album (2007年)
- Reunited – Cliff Richard and The Shadows (2009年)
- Bold as Brass (2010年)
- Soulicious (2011年)
- The Fabulous Rock 'n' Roll Songbook (2013年)
- Just... Fabulous Rock 'n' Roll (2016年)
- Rise Up (2018年)
- Music... The Air That I Breathe (2020年)
- ^ 1968年発売。日本でも『スター誕生!』(日本テレビ系列)や『オールスター紅白水泳大会』・『オールスター寒中水泳大会』(フジテレビ系列)で、表彰の際にインストルメンタルがBGMとして使用された。
- ^ “Overview for Swingers' Paradise (1965)”. Turner Classic Movies. 2014年9月28日閲覧。
- ^ “Bonnie Lythgoe's SNOW WHITE & SEVEN DWARFS Extends”. 2020年10月13日閲覧。
- 1 クリフ・リチャードとは
- 2 クリフ・リチャードの概要
- 3 フィルモグラフィ
- 4 テレビ出演
- 5 外部リンク
固有名詞の分類
- クリフ・リチャードのページへのリンク