クリスティアーノ・ダ・シウヴァ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 08:24 UTC 版)
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レッドブル・ザルツブルク時代(2012年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
クリスティアーノ・ダ・シウヴァ Cristiano da Silva | |||||
愛称 | クリス | |||||
ラテン文字 | CRISTIANO | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | ブラジル | |||||
生年月日 | 1987年1月12日(37歳) | |||||
出身地 | カンポ・モウロン | |||||
身長 | 183cm | |||||
体重 | 83kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | パラナ・クルーベ | |||||
ポジション | MF (SH) / FW (WG) | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
ADAP/ガロ・マリンガ | ||||||
2004-2005 | コリチーバ | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2005-2006 | コリチーバ | |||||
2006-2007 | トレド | |||||
2008 | ADAP/ガロ・マリンガ | |||||
2008 | マルシリオ・ジアス | |||||
2009 | リオ・クラロ | |||||
2009-2011 | メトロポリターノ | |||||
2009 | → シャペコエンセ (loan) | 13 | (1) | |||
2010-2011 | → ジュベントゥージ (loan) | 33 | (7) | |||
2012-2013 | レッドブル・ザルツブルク | 15 | (3) | |||
2013 | → 栃木SC (loan) | 40 | (16) | |||
2014-2016 | ヴァンフォーレ甲府 | 49 | (12) | |||
2015 | → 柏レイソル (loan) | 34 | (14) | |||
2016-2021 | 柏レイソル | 167 | (59) | |||
2022-2023 | V・ファーレン長崎 | 48 | (8) | |||
2023 | → ヴァンフォーレ甲府 (loan) | 13 | (2) | |||
2024- | パラナ・クルーベ | |||||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年3月28日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
ブラジル時代
ADAP/ガロ・マリンガFCの下部組織出身。2005年にコリチーバFCとプロ契約を結んだ後、ECジュベントゥージなど国内7つのクラブでプレーした。
レッドブル・ザルツブルク
2012年1月、レッドブル・ザルツブルクのトライアルに合格し、移籍金100万ユーロ(約1億円)の3年半契約で入団[1]。移籍初年度から背番号「10」を背負い、オーストリア・ブンデスリーガとオーストリア・カップの2冠獲得に貢献した。
2012-2013シーズンはラルフ・ラングニック新スポーツディレクターとロガー・シュミット新監督の構想から外れ、リーグ開幕後にセカンドチームのFCリーフェリングへ放出されたが、選手登録の期限を過ぎていたためオーストリア・ブンデスリーガのリーグ機構が移籍を認めず、同様の境遇にあったアラン、ラスムス・リンドグレンら4人のチームメイトと共に長期の出場停止処分を受けた[2][3]。
栃木SC
2013年、J2・栃木SCに期限付き移籍[4]。リーグ戦40試合に出場し、得点ランキング4位タイの16ゴールを記録した。
ヴァンフォーレ甲府
2014年、J1・ヴァンフォーレ甲府に完全移籍[5]。チームの守備的な戦術に適応できず[6][7]、リーグ戦は5得点に終わったが、ヤマザキナビスコカップでは予選リーグ5試合で6ゴールを記録して得点王に輝いた。
柏レイソル
2015年、J1・柏レイソルに期限付き移籍[8]。8月16日の2ndステージ第7節で、首位のサンフレッチェ広島を相手に来日後初のハットトリックを達成した[9][10]。同年はリーグ戦全試合に出場して得点ランキング5位の14得点を挙げ、Jリーグ優秀選手賞を受賞[11][12]。12月26日の第95回天皇杯準々決勝ベガルタ仙台戦では直接フリーキックのみでハットトリックを達成し、レアル・マドリード贔屓で知られるスペイン紙『マルカ』でも“本家”のクリスティアーノ・ロナウドになぞらえてその活躍が報じられ、「リオネル・メッシでも達成したことのない偉業を成し遂げた」と賛辞を送られた[13][14]。
翌シーズンも柏に残留する意向を示していたが[15]、高額な移籍金がネックとなりクラブ側が獲得を断念し[16][17]、2016年1月5日、期限付き移籍期間満了に伴い退団することが発表された[18]。
甲府への復帰
2016年1月10日、ヴァンフォーレ甲府に復帰することが決定[19]。リーグ開幕節のヴィッセル神戸戦では早速2得点を挙げ、クラブ史上初のJ1開幕戦勝利に貢献した[20]。その後も1stステージ全17試合に出場し、チームトップの7得点を記録した。
再び柏へ
2016年6月22日、2ndステージから前年に在籍した柏レイソルへ完全移籍することが発表された[21]。7月23日の2ndステージ第5節ガンバ大阪戦ではクラブのJ1通算1,000ゴール目を決め[22]、来日後自身3度目のハットトリックを達成した[23][24]。2ndステージでは9得点を挙げ、1stステージの甲府在籍時と合わせてシーズン通算16得点を記録。得点ランキング3位に輝き、2年連続でJリーグ優秀選手賞を受賞した[25]。
2017年から柏のエースナンバーである背番号「9」を背負う。4月22日の第8節横浜F・マリノス戦において1得点を決めて連勝に貢献した。10月25日、天皇杯準々決勝の川崎フロンターレ戦では自身の得点で勝利して準決勝進出に貢献した[26]。
2019年、自身6年振りのJ2でのプレーとなった。7月には月間5試合にフル出場し、3得点3アシストの結果を残したことが評価され月間MVPを受賞 [27]。8月には第29節FC岐阜戦の前半7分に記録したロングシュートでの得点が月間ベストゴールに選出された[28]。最終節京都サンガF.C.戦でハットトリックを達成するなど[29]、19得点18アシストを記録し柏のJ2優勝に貢献した。
2020年2月22日の開幕節北海道コンサドーレ札幌戦で2アシストの活躍。その後新型コロナウイルス感染症の影響による中断期間中に下半身筋肉系を故障し、リーグ戦再開後も欠場。10月3日の第20節横浜FC戦で復帰するも[30]、出場試合数15と4得点はいずれも来日後自身ワースト記録となった。
V・ファーレン長崎
2021年12月26日、V・ファーレン長崎に完全移籍で加入することが発表された[31]。2022年はリーグ戦36試合6得点、天皇杯1試合1得点を記録。2023年は外国人枠の関係で出場機会が限られ、7月31日の時点でリーグ戦で12試合2得点、天皇杯1試合の出場にとどまっていた。
2度目の甲府復帰
2023年8月2日、ヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍で加入することが発表。2016年以来となる2度目の甲府復帰となった[32]。
プレースタイル
スピードとパワーを兼備し、ダイナミックなドリブルが武器[33]。ミドルレンジからの強力なシュートを決めることも多い。
- ^ “Ein Neuer beim Salzburger Trainingsauftakt” (ドイツ語). Kurier. (2012年1月7日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ “Salzburg banish five players” (英語). Eurosport. (2012年9月13日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ “Cristiano geht nach Japan” (ドイツ語). sportnet.at. (2012年12月12日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ 『クリスティアーノ選手 期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)栃木SC、2012年12月11日 。
- ^ 『クリスティアーノ選手 加入内定のお知らせ』(プレスリリース)ヴァンフォーレ甲府、2014年1月8日 。
- ^ “甲府時代のチームメート土屋征夫の復活を喜びつつ、“土屋越え”を誓うクリスティアーノ”. サッカー専門新聞ELGOLAZO web版 BLOGOLA. (2015年6月26日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ “戦術の定着、守備の安定......。吉田レイソルに地力は付いたのか?”. J論 (2015年9月7日). 2015年12月18日閲覧。
- ^ 『クリスティアーノ選手が期限付き移籍加入』(プレスリリース)柏レイソル、2015年1月13日 。
- ^ 『2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第7節 クリスティアーノ選手(柏)ハットトリック達成』(プレスリリース)Jリーグ、2015年8月16日 。
- ^ “【J1】クリスティアーノ3発で柏が完勝! 痛恨2連敗の広島は首位陥落…”. サッカーダイジェストWeb. (2015年8月16日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ 『2015Jリーグ優秀選手賞 受賞選手 決定』(プレスリリース)Jリーグ、2015年11月22日 。
- ^ 『クリスティアーノ選手が『2015Jリーグ優秀選手賞』受賞』(プレスリリース)柏レイソル、2015年11月22日 。
- ^ “柏クリスティアーノ大記録、直接FKでハット”. 日刊スポーツ. (2015年12月27日) 2016年1月2日閲覧。
- ^ “スペイン紙が柏の“クリスティアーノ”を称賛「直接FKでのハットは偉業」”. SOCCER KING. (2015年12月28日) 2016年1月2日閲覧。
- ^ “「日本に残りたい」とオファーを待つクリスティアーノ”. サッカー専門新聞ELGOLAZO web版 BLOGOLA. (2015年11月12日) 2016年1月11日閲覧。
- ^ “退団のクリスティアーノ「優勝して柏を去りたい」”. 日刊スポーツ. (2015年12月25日) 2016年1月11日閲覧。
- ^ “【柏】クリスティアーノ、世界でも数例“直接FK”でハット記録”. スポーツ報知. (2015年12月27日) 2016年1月11日閲覧。
- ^ 『クリスティアーノ選手 期限付き移籍満了』(プレスリリース)柏レイソル、2016年1月5日 。2016年1月5日閲覧。
- ^ 『クリスティアーノ選手 ヴァンフォーレ甲府に復帰のお知らせ』(プレスリリース)ヴァンフォーレ甲府、2016年1月10日 。2016年1月10日閲覧。
- ^ “甲府クリスティアーノ2発で開幕初勝利/神-甲1節”. 日刊スポーツ. (2016年2月27日) 2016年6月28日閲覧。
- ^ 『クリスティアーノ選手が移籍加入』(プレスリリース)柏レイソル、2016年6月22日 。2016年6月22日閲覧。
- ^ “柏レイソル公式記録”. www.reysol.co.jp. 2020年4月13日閲覧。
- ^ “クリスティアーノのハットトリックで決着! 柏がG大阪との打ち合いを制す”. ゲキサカ (2016年7月23日). 2016年7月23日閲覧。
- ^ “柏 クリスティアーノお見事ハット!今季11得点”. スポーツニッポン. (2016年7月23日) 2016年7月24日閲覧。
- ^ 『クリスティアーノ、中村、中谷選手が『2016Jリーグ優秀選手賞』受賞』(プレスリリース)柏レイソル、2016年11月18日 。2016年11月19日閲覧。
- ^ 屈指の攻撃力誇る川崎Fを完封した柏、クリスのゴールを守りきり2年ぶりベスト4へ! ゲキサカ(2017年10月25日)
- ^ “J2受賞者 柏レイソル FW9クリスティアーノ:明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP:明治安田生命Jリーグ 月間表彰”. J.LEAGUE.jp (2019年8月14日). 2019年8月14日閲覧。
- ^ “J2受賞者 柏レイソル FW9クリスティアーノ:明治安田生命Jリーグ 月間ベストゴール:明治安田生命Jリーグ 月間表彰”. J.LEAGUE.jp (2019年9月14日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ “柏がJ最多の1試合13得点 オルンガはJ新の8ゴール 左足3、右足2、頭2、背中1得点”. スポーツ報知. (2019年11月24日) 2019年11月24日閲覧。
- ^ “柏オルンガ2発、復帰クリスティアーノがアシスト”. 日刊スポーツ. (2020年10月3日) 2020年10月3日閲覧。
- ^ 『クリスティアーノ選手 完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)V・ファーレン長崎、2021年12月26日 。2021年12月26日閲覧。
- ^ 『クリスティアーノ選手 V・ファーレン長崎より期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)ヴァンフォーレ甲府、2023年8月2日 。2023年8月2日閲覧。
- ^ 『週刊サッカーダイジェスト 2013 J1&J2選手名鑑』日本スポーツ企画出版社、2013年、207頁。ISBN 978-4-905411-10-9。
- ^ “Jリーグ最優秀ゴール賞 2018年12月”. J.LEAGUE.jp (2018年12月5日). 2018年12月5日閲覧。
- 1 クリスティアーノ・ダ・シウヴァとは
- 2 クリスティアーノ・ダ・シウヴァの概要
- 3 個人成績
- 4 タイトル
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