カレドニア郡 (バーモント州)
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バーモント州カレドニア郡 | |
---|---|
設立 | 1796年 |
郡庁所在地 | セントジョンズベリー |
最大の町 | セントジョンズベリー |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
1,704 km2 (658 mi2) 1,686 km2 (651 mi2) 18 km2 (7 mi2), 1.06% |
人口 - (2010年) - 密度 |
31,227人 18.52人/km2 (48人/mi2) |
標準時 | 東部: UTC-5/-4 |
カレドニア郡の郡名はラテン語でスコットランドのことであり、そこの出身の開拓者が多かったことから名付けられた[3]。
目次
歴史
カレドニア郡は北東王国と呼ばれるバーモント州北東部の先コロンブス期からの歴史を共有している。
1759年、ロジャーズ・レンジャーズがケベックのセントフランシスを攻撃した後で、この地域を通って撤退を強いられた。復讐心に燃える追跡者を混乱させるために、メンフレマゴグ湖の東岸で二手に分かれた。1隊は南の山を越えてパサンプシック川バレーに出た[4]。
1778年、バーモント(当時はバーモント共和国)は2つの郡に分けられた。1781年、議会が最北の郡であるカンバーランド郡を3つに分け、新しいウィンダム郡とウィンザー郡はほぼ現在の位置に置かれた。北側の残り部分はオレンジ郡と呼ばれた。オレンジ郡の範囲はニューヨーク植民地時代の1770年3月16日に組織されたグロスター郡に相当し、ニューベリーが郡庁所在地だった[5]。
バーモントが州に昇格した後の1792年11月5日、議会はチッテンデン郡とオレンジ郡を6つの郡に編成しなおした。すなわち、チッテンデン郡、オレンジ郡、フランクリン郡、カレドニア郡、エセックス郡、オーリンズ郡だった[5]。郡名は、スコットランドから多くの開拓者が入植してきていたことを記念してカレドニアと呼ぶようになったという仮説がある[6]。
カレドニア郡住民は、南北戦争の志願兵招集に応えて北軍に参加した。1861年9月、バーモント第6歩兵連隊に加わり、B、D、E中隊に編成された。この連隊はバーモント第1旅団に編入された[7]。
2008年6月18日に激しい嵐と洪水に襲われ、連邦政府はカレドニア郡周辺を災害地域に指定した[8]。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は658平方マイル (1,704.2 km2)であり、このうち陸地651平方マイル (1,686.1 km2)、水域は7平方マイル (18.1 km2)で水域率は1.06%である[9]。
カレドニア郡は北東王国と呼ばれる地域3郡の中では最も人口が多いが、面積では最小である。
郡内を多くの河川が流れている。コネチカット川が南東部を流れ、東側郡境の一部になっている。郡北部の町からは郡内最大のパサンプシック川支流の水源に排水される。パサンプシック川は南流し、バーネットでコネチカット川に合流する。南部にはウェルズ川、スティーブンス川、ジョーズ川が流れている。西部にはウィヌースキー川とラモイル川の水源がある。郡内には約20の湖と池がある。その中で大きなものはバーネットにあるハーベイズ湖、グロトンのウェルズ川とランズ池、ウォルデンのコールズ池、ニューアークのクラークス池とセンター池、ウォーターフォードのスタイルズ池である。コネチカット川、パサンプシック川、ウェルズ川、ジョーズ川にはあちこちに滝がある。スティーブンス川の河口には長さ20ロッド (100 m) で80フィート (24 m) 落ちる滝がある。何か所かでは水力発電が行われている[10]。
ウィーロック、ヘインズビル、ハードウィックには硫黄泉がある。またセントジョンズベリーのムース川近くにもある[10]。
地質
郡の地層の大半はカルシウムを含む雲母の片岩がある。粘板岩がウォーターフォードやカービーを通り、バークで細くなっている[10]。
ウォーターフォードには多くの滑石がある。これは金を含む地層に属している。金の標本が町で見つかり、鉱脈には鉄と銅の硫化金属鉱物がある。しかしどれも商業的に採掘するほとのものではない。ウォーターフォードでは滑石の露出があり、屋根材用に砕石されている。カービーにあるカービー山は、商業的にも引き合う花崗岩がある[10]。
ライゲイトのブルー山の南と西に300エーカー (1.2 km2) の花崗岩層がある。この花崗岩は火山活動で形成された。商業的にも粒度や質感の良い中間色の花崗岩である。19世紀に採掘されていた。厚さ3インチ (76 mm)、長さ10フィート (3 m) から15フィート (4.5 m) の板に切り出された[10]。
この花崗岩を使った地元で知られるものはピーチャムにある兵士の記念碑である。ここの花崗岩を使った記念碑が郡内のあちこちにある。19世紀の国内では最良の花崗岩を産出した[10]。
国内にあるケイム段地は、北東王国の土壌を造り、表面の石や岩を造った氷河堆積物と関連がある。これらの段地には砂と粘土の層があり、それからレンガが製造された[10]。
エドワード・ヒッチコックによる調査に基づき、2つないし3つの盆地はパサンプシック川バレーの相関する多くの段地に基づくものとされている[10]。
その最初のものはバーネットのパサンプシック川河口から広がり、ウォーターフォード町の北西隅に鉄道沿いに伸びている。長さは約4マイル (6 km) である。川はバーネットの段地がない峡谷を流れている。パサンプシック町の狭い段地が広がり盆地を形成している。この川の西岸にある4つ目の段地が次の盆地の部分であり、セントジョンズベリーとリンドンに入っている。セントジョンズベリーは「セントジョンズベリー平原」と呼ばれる高い段地の上にある。この段地の基礎は粘土でできている。リンドンの先では同様な段地が川の両岸にある。その間には低い段地もある[10]。
リンドンビルは高い段地である。これはかつてバレー中に広がり、盆地の終端を形成していた可能性があった。東に向かう古い川床の跡がある。リンドンの上流では、第1位の段地が幅1マイル (1.6 km) になっている。ここには多くの砂と砂利がある[10]。
このバレーの両岸にあるすべての水流はパサンプシック川のものに相当する大きな段地がある。それらは大きいが量は少ないのが特徴である。数が5を超えないのは異常である[10]。
3つ目の盆地にはパサンプシック川の東支流があり、バークの町を流れている。その東には幾つかの段地がある。町の近くには西岸に4つ、東岸に2つの段地がある。バーク東部の上流では高度が上がり、底が段地のように見える。その険しい斜面がバレーに直角に横切っている。その側にははっきりしない段地がある。このバレーは川の大きさに相当しないくらいの広さがあるので、前史時代の不明な水源で形成された可能性がある[10]。
カレドニアは州内のどの郡よりも腐植土の堆積が多い。これは昔、農夫にとっては有利だったと考えられる[10]。
交通
カレドニア郡空港がリンドンにある[11]。
主要高規格道路
隣接する郡
オーリンズ郡 | エセックス郡 | |||
ラモイル郡 | ||||
カレドニア郡 | ||||
ワシントン郡 オレンジ郡 |
グラフトン郡 (ニューハンプシャー州) |
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- ^ Quickfacts.census.gov - Caledonia County - accessed 2011-12-06.
- ^ American FactFinder - St. Johnsbury, Vermont - accessed 2011-12-06.
- ^ “AT&T user page”. Caledonia County, Vermont Local History and Genealogy. 2006年12月29日閲覧。
- ^ Darrell Hoyt (1985). Sketches of Orleans, Vermont. Mempremagog Press. ISBN 0-9610860-2-5., page 1
- ^ a b Child, Hamilton. (May 1887). Gazetteer of Lamoille and Orleans Counties, VT.; 1883-1884. Hamilton Child.
- ^ [1]
- ^ Hueguenin, Joan (November 2011). Northeast Kingdom Civil War Roundtable: 4, 5.
- ^ Sutkowski, Matt (2008-08-18). Part of Vt. declared a disaster area. Burlington Free Press.
- ^ “Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2013年4月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m Child, Hamilton. (May 1887). Gazetteer of Lamoille and Orleans Counties, VT.; 1883-1884. Hamilton Child.
- ^ Caledonia County Airport. Vermont Agency of Transportation. Retrieved 18 June 2012.
- ^ McLean, Dan (2008-12-17). Property tax bills among highest. Burlington Free Press.
- ^ “Dave Leip's Atlas of U.S. Presidential Elections”. 2011年6月11日閲覧。
- ^ http://www.census.gov/population/www/censusdata/cencounts/files/vt190090.txt
- ^ http://factfinder2.census.gov/faces/tableservices/jsf/pages/productview.xhtml?pid=DEC_10_PL_QTPL&prodType=table
- ^ http://mapserver.lib.virginia.edu/
- ^ “County Membership Reports”. thearda.com. 2010年4月25日閲覧。
- 1 カレドニア郡 (バーモント州)とは
- 2 カレドニア郡 (バーモント州)の概要
- 3 郡政府と政治
- 4 外部リンク
- カレドニア郡 (バーモント州)のページへのリンク