ウェブリング ウェブリングの概要

ウェブリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 10:04 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

解説

特定の定義を持ったウェブサイトをつなぎ合わせることで、閲覧者は目的の情報にたどり着きやすくなる、また同じテーマのウェブサイトを探しやすくなるなどの利点がある。Webクローラーの実装が不要で、手動でサイトを関連付けるため、検索エンジンと比較して実現の難易度は低い。

システムが構築されている場合、サイトのURLを登録することによってID(識別番号)が割り当てられ、所定のHTMLをサイトに埋め込むことで、登録されたサイトを繋ぐリンクが生成される。 ウェブリングでは基本的に、IDの前後のサイトへ移るリンク、登録されたサイトのいずれかへランダムで移るリンク、ウェブリングの趣旨説明や登録ページへ移るリンクなどが用意されている。

ウェブリングから脱退する場合は、埋め込んでいたHTMLを取り除くだけでなくシステムからも解除する必要があるが、システムの解除を行わずに片方向のみのリンクとなってしまい、リングの役目が果たされず問題となることがある。

歴史

インターネットの黎明期の1990年代にはコミュニティを発展させるのに一定の役割を果たしたが、近年では検索エンジンが進歩し、利用者が大きく減少している。

日本の大手ウェブリングサービス・ウェブリングJapan(兼松コミュニケーションズが運営)は2007年3月31日をもって新規登録を終了、同年4月30日には全サービスを終了した。

2008年4月からウェブリングJapanと別法人であるI'veRING Networkが再度「webring.ne.jp」のドメインを取得し、ベータサービスの提供に向け準備を開始した。 I'veRING Networkは2009年2月1日にBlinkLABへ社名変更し、現在は正式サービスを行っている。

関連項目

外部リンク




「ウェブリング」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウェブリング」の関連用語

ウェブリングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウェブリングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウェブリング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS