アメノウズメ
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信仰
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猿女君・稗田氏の祖とされ、稗田氏の氏神である賣太神社では、芸能の始祖神、福の神、おたふく、おかめ、等と称すると伝わる。千代神社(滋賀県彦根市)、芸能神社(京都市右京区)、椿大神社(三重県鈴鹿市)、鈿女神社(長野県北安曇郡松川村)などで祀られている。
鈿女神社は地元で「おかめ様」として崇められており、最寄駅の大糸線北細野駅は信濃鉄道の駅として開業した際「おかめ前駅」と呼ばれていた。国営化に当たって改称。
天孫降臨の地、高千穂より天の岩戸が飛来したと伝えられる長野県の戸隠神社には天の岩戸開神話に功績のあった神々(天手力雄命・天八意思兼命)が祀られており、そのうちの一社、火之御子社には天鈿女命が祀られている。また、岩戸開神話に基づいた神楽が古来より受け継がれている。
宮崎県西臼杵郡の高千穂町には、アメノウズメがサルタヒコと結婚した場、荒立宮の後と伝わる荒立神社がある。
アメノウズメを祭神とする神社
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- 佐倍乃神社(宮城県名取市)
- 御園神社(東京都大田区西蒲田)
- 太田神社 - 牛天神北野神社(東京都文京区春日)の境内社。
- 鈿女神社(長野県北安曇郡松川村大仙寺)
- 火之御子社 - 戸隠神社(長野県長野市)の境内社。
- 小古曽神社(三重県四日市市小古曽町)
- 椿岸神社(三重県四日市市智積町)
- 椿岸神社 - 椿大神社(三重県鈴鹿市)の境内社(別宮)。 芸道の祖神、鎮魂の神、夫婦円満の神、縁結びの神として祀られている。敷地内に「扇塚」があり、芸道を志す参拝客が扇を収め、芸道の上達を祈る。また、手塚治虫のマンガ『火の鳥 黎明編』に天鈿女命と夫である猿田彦大神が登場することから、手塚プロダクションのイラストによるご朱印帳が販売されている。ピンクには天鈿女命が、黒には夫である猿田彦大神が描かれている。
- 長峯神社(三重県伊勢市古市町) - 通称「おすめ(於須女=アメノウズメの別名とされる)さん」
- 佐瑠女神社 - 猿田彦神社(三重県伊勢市宇治浦田)の境内社。過去にアニメ監督の新海誠が、幟を奉納したと中日新聞で報じられ有名になった神社。[11]『君の名は。』以降、『天気の子』、『すずめの戸締まり』の公開に至るまで、映画配給会社のコミックス・ウェーブ・フィルム社の幟と共に立てられ続けている。[12]この他にEXILEのTETSU氏など複数のEXILEの幟も散見でき、芸能人が参る神社としても知られている。
- 千代神社(滋賀県彦根市)
- 増御子神社 - 大和神社(奈良県天理市新泉町星山)の境内社。
- 賣太神社(奈良県大和郡山市稗田町)
- 芸能神社 - 車折神社(京都市右京区嵯峨)の境内社。
- 荒立神社(宮崎県西臼杵郡高千穂町)
- 宮比神社 - 筑土八幡神社、瓢箪山稲荷神社等の境内社。そのほか伊勢神宮内宮等、各地神社に「宮比神」として祀られる。
- 椋神社(埼玉県秩父市下吉田)秩父吉田の龍勢祭などで有名。
- ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 54頁。
- ^ 西宮一民. 古語拾遺. 岩波書店. p. 51. ISBN 4-00-300351-9
- ^ 古語拾遺 加藤玄智 校訂 岩波書店 p.49 p.65(国立国会図書館)
- ^ 『お伊勢さん125社めぐり』別冊『伊勢人』、伊勢文化舎、2008年、p.113。
- ^ 祐徳稲荷神社HP お祀りする神様、2016年4月15日閲覧。
- ^ 志和稲荷神社HP 志和稲荷神社について、2016年4月16日閲覧。
- ^ ニニギの息子、ホオリに豊玉姫が従った要因である
- ^ 古事記では嶋之速贄とされ、現代でも、志摩市からトビウオを奉納している。
- ^ タクサ(多久佐)、タグサ; cf. アイヌ語: takusa, タクサ
- ^ フィリップ・ヴァルテール『ユーラシアの女性神話-ユーラシア神話試論Ⅱ』(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)中央大学出版部2021年 ISBN 978-4-8057-5183-1、202頁。
- ^ “伊勢志摩経済新聞の記事から”. 2024年5月12日閲覧。
- ^ のぼりの写真は、すずめの戸締りのページ参照。
固有名詞の分類
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