VVT-i
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VVT-i(ブイブイティーアイ Variable Valve Timing-intelligent system)は、トヨタ自動車の可変バルブタイミング・リフト機構の呼称および技術である。バリエーションとして、VVT-iの基となったVVTのほか、VVTL-i等がある。
- ^ トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン連続可変バルブタイミング機構(VVT-i)
- ^ トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン第1世代成層直噴ガソリンエンジン(3S-FSE)
- ^ 2012年5月までは兄弟車のダイハツ・ブーンにも搭載されていた(Dual DVVT名義として搭載)。
- ^ トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン吸気バルブリフト2段切替機構(VVTL-i)
- 1 VVT-iとは
- 2 VVT-iの概要
- 3 関連項目
VVTL-i
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/03 15:05 UTC 版)
VVTL-i(Variable Valve Timing and Lift intelligent system)は、VVT-iによる吸気カムの位相変化に加え、吸排気バルブの作用角・リフト量をカム切り替えにより変化させることで、高回転時はハイカムと同じ働きを生み出す機構である。 1999年に登場したセリカの2ZZ-GE型エンジンに初めて搭載された。カム位相の連続変化機構と可変リフトを組み合わせたシステムとしては世界初としている。その後は同エンジンを採用するカローラランクスやカローラフィールダーなどの上位グレード、そしてWill VSやヴォルツなどのパイクカーにも採用された。またロータスへの供給も行われた。先行して実用化されている本田技研工業のVTECや三菱自動車工業のMIVECと原理的には同じであるが、下記の様にカムの切り替え機構を独自の方式としている。VVTL-iを採用したエンジンは2ZZ-GE型のみで、以降にVVTL-iを採用したエンジンは無い。 VTECをはじめとする他の可変バルブリフト機構と同様に、カムシャフトに低中速用カム(ノーマルカム)と高速用カム(ハイカム)が備えられ、ロッカーアームで切り替えを行う。カムシャフトはVTECが3つのカムプロフィール(低速:2 高速:1)を持つのに対しVVTL-iは低速と高速それぞれ1つずつの計2つのカムプロフィールとなる。ロッカーアームにはノーマルカムと接するローラーフォロワーとハイカムと接するアームパッド(スリッパー)があり、ノーマルカム時にはアームパッドがフリーとなりハイカムは空打ちするため力をロッカーアームには力を伝えず、ノーマルカムからローラーフォロワーに力が伝達される。ハイカム時はアームパッドがロッカーアーム内部のスライドピンによって固定され、ハイカムが作用する。2ZZ-GE型の場合、標準では6,000rpmでハイカムに切り替わるように設定されている。
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