トルネオ
アコードと兄弟で、1997年9月、アコードの6代目登場と同時に生まれた。ハードウェアはアコードそのもので、グレード名の表示、対応するグレートの価格、エンジンの種類も同じだった。アコードと異なるのはヘッドランプ、ラジエーターグリル、ホイールキャップ(一部)など。従来のアスコット、ラファーガに変わるモデル。プリモ/ベルノ店販売車。
5ナンバーサイズの4ドアセダンで、バリエーションはSiR-T:直4・DOHC・2L・200ps(プレミアム・ガソリン)、SiR:直4・DOHC・2L・180ps、2.0LEV:直4・SOHC・2L・145ps、2.0VTS・4WD:直4・SOHC・2L・148ps、2.0VTS:直4・SOHC・2L・150ps、1.8VTS:直4・SOHC・1.85L・140psなどだが、エンジンはすべてVTECタイプ。ミッションは5速MTのほか、Sマチックと7ポジション電子制御4速ATを仕様によって使い分けた。駆動方式はFFがメインだが、2.0VTSのみリアルタイム4WD車を設定した。
2000年6月、ユーロRと呼ぶスポーティモデルを追加した。ヨーロッパではすでに販売しており、エンジンはリッター100馬力を発生する2.2LのDOHC・VTEC仕様を搭載。専用ローダウンサスペンション、ハイクリップタイヤ、専用ギヤレシオの5速MT、レカロ製バケットシート、モモ製ステアリングホイールなどを装備した本格スポーツセダン。Rの付くホンダの市販車は、これで(インテグラ、シビックに続き)3作目(アコードの同タイプも同時発売)となった。もちろん通常タイプにも革内装のレザーパッケージ仕様と、1.8Lの廉価車を追加。フロントグリルやリヤコンビランプのデザイン変更、プレーキアシストの標準装備なども行った。
2001年5月、SiR・Sパッケージに変えてEuroパッケージを新設定。大型のロワスカート(フロント、サイド、リヤ)、プロジェクタータイプフォグランプ、専用アルミホイール、ブラック内装色などで武装した、R仕様につぐスポーティモデルだった。エンジンは2L・VTECを積み、ミッションは4速Sマチックを装備。廉価モデルを除いて、オーディオをカセットタイプからCDチェンジャーに変更した。
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