RB211-524 シリーズとは? わかりやすく解説

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RB211-524 シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 15:46 UTC 版)

ロールス・ロイス RB211」の記事における「RB211-524 シリーズ」の解説

L-1011向けに開発したものの、L-1011販売低調であったために他機種への採用目指してRB211の推力増強する再設計行ったフッカファンと中圧圧縮機再設計して推力50,000 lbf (220 kN)に増強した新しエンジンはRB211-524という型名与えられ新しL-1011派生機種同様にボーイング747搭載される事が期待された。 1960年代ロールス・ロイスボーイング社にRB211を売り込んだが、成功しなかった。しかし、-524性能向上しており燃費良くボーイング社当初747エンジンとして選定したプラット・アンド・ホイットニー社JT9D充分対抗でき、747航続距離伸ばせる事から、1973年にはRB211-524を747-200の選択肢加え合意結ばれたブリティッシュ・エアウェイズはこの組み合わせ発注し1977年から就航させた。これに自信得たロールス・ロイスは-524開発継続し、-524Cでは推力51,500 lbf (229 kN)まで増強し、さらに1981年認証取得した-524Dでは53,000 lbf (240 kN)まで増強したカンタス航空キャセイパシフィック航空カーゴルックス航空南アフリカ航空採用したボーイングがより大型747-400計画した時には更に推力が必要でロールス・ロイス推力58,000 lbf (260 kN)の-524Gや、初のFADEC搭載機種である推力60,600 lbf (270 kN)の-524Hを開発して応じた。-524Hは同様にボーイング767エンジン第3選択肢として提案され1990年2月からブリティッシュ・エアウェイズ就航開始したロールス・ロイスでは後継のトレントエンジンの開発進めていたが、その中でトレント700強化され高圧圧縮機が-524Gと-524Hに適用可能であることを見いだしたトレント700高圧圧縮機を適用した派生機種それぞれ-524G-Tと-524H-Tと呼ばれ軽量燃費向上し排出物低減された。既存の-524G/H エンジン強化された-T仕様改良することもでき、複数航空会社実施している。 -524開発当時よりもますます信頼性向上し767搭載される-524Hは1993年に180分間ETOPSの認定取得した

※この「RB211-524 シリーズ」の解説は、「ロールス・ロイス RB211」の解説の一部です。
「RB211-524 シリーズ」を含む「ロールス・ロイス RB211」の記事については、「ロールス・ロイス RB211」の概要を参照ください。

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