NHKプラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 01:50 UTC 版)
NHKプラス(エヌエイチケイプラス、NHK+、NHK Plus)は、日本放送協会(NHK)の総合・Eテレの常時同時配信・見逃し番組配信サービスの公称・愛称である。
注釈
- ^ a b c 試験配信時は午前7時から翌日午前0時まで1日17時間程度[1]。2022年3月31日までは午前5時から翌日午前0時頃までの19時間程度。番組が0時を超える場合は、番組は同時配信されず、その時点で配信終了になる。
- ^ a b ただし2022年3月までは、配信時間外であっても国会中継録画と新閣僚の記者会見、衆議院・参議院の総務委員会におけるNHK予算審議の録画中継は同時配信されるほか、開始時刻が午前0時以前となっている一部の深夜番組(元々は配信時間内での放送が予定されていたが、ニュースやスポーツ中継の延長などにより、午前0時以降に繰り下げられた番組も含む)についても番組終了まで同時配信された。また、災害発生時や国政選挙の投開票日は総合の同時配信を終夜行う場合があった[3]。
- ^ a b c d 埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県。
- ^ a b 見逃し配信についてはサイマル放送の時間外である深夜から早朝帯に総合・Eテレで放送した番組も対象となる[5]。
- ^ 奈良県南東部などの山間部や東京都小笠原諸島などの離島といった地域が該当。なお、これらの地域はケーブルテレビが整備されているが、中継局が未設置のため、ワンセグ放送の視聴が困難な場合がある。放送区域内でも受信状態により、屋内でワンセグ・フルセグ機能掲載のスマートフォンでの視聴が困難の場合がある。
- ^ a b 突発的な大事件・大事故や災害発生などに伴う緊急ニュース放送時は、申し込みの有無にかかわらず、契約確認をお願いするメッセージ無しで同時配信画面を視聴できる[6]。
- ^ NHKプラス開始以降も「放送同時提供」は継続されている。
- ^ 「放送同時提供」では地方局のローカルニュースやローカル報道番組を臨時で配信する場合がある(特に日本国内で大規模な豪雨・地震が発生した場合や台風接近時が該当)。
- ^ 不定期で月曜未明などに行う放送設備メンテナンスで放送休止のときは配信休止となる。また、Eテレは原則として深夜(原則放送日付上24時台後半か25時台前半~翌朝5時30分(日曜朝は5時)まで)の休止枠があり、その時間帯も配信休止となる。
- ^ この同時配信時間前拡大により、総合は平日の場合『NHKニュース おはよう日本・5時台』から、土日祝日・年末年始の場合午前5時の定時ニュースからそれぞれ同時配信されるようになったほか、Eテレは午前5時30分の放送開始から同時配信されるようになった[25]。
- ^ 局ロゴは2020年3月30日の未明に、電子番組表(EPG)などにてリニューアルした新デザインを先行して使用している[29]。
- ^ 「NHK G[SUB]」・「NHK E[SUB]」の表記で放送中のみ表示。
- ^ 震度6弱以上の地震や津波警報など。
- ^ この措置について、2023年9月10日以前は全国向け報道番組や連続テレビ小説など、一部の番組に限られていたが、付加情報を加える前の映像を自動で生成するシステムの運用を開始したことから、同月11日以降は全ての番組に拡大した。
- ^ テロップ等の誤りがあった箇所についてはポップアップ方式で正誤表などを表示する場合もある。
- ^ 番組名の後に表記。
- ^ 番組が中断され報道に切り替わった場合は番組枠の時間まで、その報道がそのまま見逃し配信される。
- ^ チャプター機能は『NHKニュース おはよう日本』(7時台の全国ニュース枠のみ)、『NHKニュース7』、『ニュースウオッチ9』の3番組で対応している。また、NHKのインターネットのニュースサイト「NHK NEWS WEB」ではニュース項目単位の映像が掲載されているのに対し、NHKプラスでは番組単位で配信されているため、『ニュースウオッチ9』におけるキャスターコメントもそのまま視聴出来る。なお、オープニング・エンディングも原則ノーカットで配信されるため、『ニュース7』『ニュースウオッチ9』のエンディングにおけるキャスター挨拶も視聴することが出来る。また、字幕についてもこれらの番組と『正午のニュース』(全国ニュース枠のみ)『ニュース7』『ニュースウオッチ9』では映像と字幕が合うように修正した上で見逃し配信が行われている。
- ^ NHKオンデマンドでの有料配信も行われる番組では「[NHK+(プラス)][NHKオンデマンド]で配信します」に文言が変わる。
- ^ 初回放送時では、「放送後、[NHK+(プラス)]で見逃し配信スタート!」となっている。
- ^ 『NHK地域局発』(2020年9月28日から放送開始)や『ミッドナイトチャンネル』など[39]。
- ^ ラジオ第2放送を除く。
- ^ 札幌局、仙台局、名古屋局、大阪局、広島局、松山局、福岡局の7放送局。
- ^ なお、「ご当地プラス」サービス開始以前から、金曜19時30分枠において関東地方・山梨県で放送されている『首都圏情報 ネタドリ!』(首都圏局制作)については前述の理由により、NHKプラスのサービス開始当初から同時・見逃し配信の対象番組とされている。
- ^ ただし、2022年4月から開始された土曜版『ほっと関西 サタデー』は開始当初配信されていなかったが、同年6月頃から見逃し配信が開始された。
- ^ 福岡県は北海道以外では唯一県域でNHKの放送局が2局ある形となっており、北九州地方と筑豊地方は北九州放送局が担当している。
- ^ 一部時間帯は『ほっとニュース 道央いぶりDAYひだか』のタイトルで石狩・空知・後志地方の札幌放送局エリアと胆振・日高地方の室蘭放送局エリアでのみ放送[48]。
- ^ 既に関東地方で放送されている『首都圏ネットワーク』(首都圏局制作・北関東3県は一部の時間帯のみ放送)については前述の理由により、サービス開始当初から同時・見逃し配信の対象番組とされている。
- ^ 『イブニング信州』(長野放送局制作)、『新潟ニュース610』(新潟放送局制作)、『Newsかいドキ』(甲府放送局制作)、『ほっとぐんま630』(前橋放送局制作)、『いば6』(水戸放送局制作)、『とちぎ630』(宇都宮放送局制作)、『ニュース630 京いちにち』(京都放送局制作)、『Live Love ひょうご』(神戸放送局制作)、『ギュギュっと和歌山』(和歌山放送局制作)、『ならナビ』(奈良放送局制作)、『おうみ発630』(大津放送局制作)。
- ^ 平日昼前の番組では『ぐるっと関西おひるまえ』(大阪放送局制作)と『ひるまえ直送便』(広島放送局制作)、土曜朝の番組では『あおもりもりもり』(青森放送局制作)と『ギュッと!四国』(松山放送局制作)がそれぞれ配信されている(2023年7月時点)。なお、これらの番組の配信期間は平日18時台の各地のローカルニュース番組や全国放送番組・首都圏ローカル番組と同様7日間(『あおもりもりもり』に限っては14日間)となっている。
- ^ 『NHKニュース おはよう日本(関東甲信越)』『首都圏ニュース845』『ニュース645(関東地方・山梨県向け)』が該当。
- ^ BS1とBSプレミアム、BS4Kが対象。
- ^ ネット配信に関する許諾が得られなかった番組や他のサイトにて配信されている番組(NHK for Schoolや高校講座などが該当)、一部の再放送番組(なお、本放送から1週間以内でかつ本放送で同時・見逃し配信に対応した番組は再放送でも同時配信に限り配信される)、ネットによる配信が法律などで規定されていない番組(政見放送が該当(公職選挙法150条の規定により政見放送の配信はテレビ・ラジオに限定している為。この規定でNHKが利用している既存のラジオポータルサイト(らじる★らじる・radiko)でも差し替えが行われている))[3][27][62]。NHKワールド・プレミアムでもかぶせ放送が行われる場合もある。また、同時配信の対象時間帯に放送された番組であっても、同時配信が行われず見逃し配信にしか対応しないケースもある。
- ^ 総合では定時ニュースや『NHKニュース7』『ニュースウオッチ9』『NHKニュース おはよう日本』『ニュースLIVE! ゆう5時』『ニュース きん5時』『列島ニュース』『首都圏ネットワーク』『サタデーウオッチ9』『サンデースポーツ』『国際報道20××』『週刊まるわかりニュース』、Eテレでは『NHK手話ニュース』『NHK手話ニュース845』『週間手話ニュース』『こども手話ウイークリー』が該当。また、「ご当地プラス」で見逃し配信を行っている地域放送局のローカルニュース番組でも、日によって権利の都合で一部のニュース項目・コーナーを「この映像・音声は配信しておりません」という文字が画面中央に書かれた一枚絵に差し替え、音声も無音にする処理を施す場合がある。
- ^ その際、同時配信ではニュースと同様後述するオレンジ色の静止画風の映像を流し、音声も無音にする対応が取られる(無音にならない場合もある)ほか、見逃し配信では一部映像・音声を編集した上で配信する(その場合、冒頭5秒間こうした旨を記述した一枚絵が挿入される)。また、総合の『土スタ』や『どーも、NHK』などの番組宣伝コーナーにおいても衛星放送(BS・BSプレミアム4K・BS8K)や国際放送(NHKワールド JAPAN)の番組を紹介する際は原則として後述するオレンジ色の静止画風の映像に差し替え、音声も無音にする対応が取られる。ただ、総合月 - 木曜夕方の報道・情報番組『ニュースLIVE! ゆう5時』の「今夜の推しバン!」のコーナーでは衛星波の番組が紹介されても当サービスではふたかぶせ扱いとはせずそのまま配信される。
- ^ この傾向は『SONGS』といったアーティスト単体が出演する音楽番組や、『クローズアップ現代』や金曜19時30分枠での地域情報番組といった一般人や公共機関を題材としたドキュメンタリー番組等でよく発生する。
- ^ 2022年11月 - 12月のFIFAワールドカップカタール大会については、NHKが地上波で中継する試合に限りライブ配信のみに制限する形で行われているが、同大会のインターネット向け配信権をABEMAが保有している関係で、見逃し配信の実施はされていない[64][65]
- ^ 2023年に開催したFIFA女子ワールドカップでは総合テレビとEテレにて放送される「日本×スペイン」と「日本×ノルウェー」のみ、例外として、同時・見逃し配信共に実施した[66][67][68]。
- ^ 同じカテゴリーのオリンピック中継に関しては、IOCが定める放映権で対象国のみのテレビ・ラジオ配信サービスに制限する形でインターネット配信も対象に入っていることから、ライブ配信・見逃し配信とも制限なく実施されている。サービス開始以降は夏季大会は2020年の東京大会から、冬季大会は2022年の北京大会からが該当する。
- ^ 原則として、野球中継の同時配信は実施するが、見逃し配信は実施しない。なお、2023年6月25日に放送した『ゆる〜く深く!プロ野球』では番組内で「広島×巨人」の試合中継を内包したが、該当番組は例外として、野球中継部分を含め、同時・見逃し配信共に実施した[69]。
- ^ 選抜高等学校野球大会・全国高等学校野球選手権大会・甲子園高校野球交流試合の各主催新聞社(毎日新聞社・朝日新聞社)の関連民放局(毎日放送・朝日放送テレビ)がテレビ中継におけるネット配信権を独占的に保有しているため、ライブ配信も実施せず。この様な事情から、NHKプラスでは措置対象外のNHKネットラジオ らじる★らじるに誘導するようにしている[70][71]。
- ^ DAZNがJリーグのインターネット向け中継・配信権を独占的に保有しているため、ライブ配信も実施せず。ただし、その反面スポーツニュースでJリーグのニュースを伝える際に試合映像がふたかぶせ扱いになることはあまり無い。『天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会』の試合中継・ハイライト番組についてはJリーグに所属するクラブの試合が主であるものの、Jリーグの試合に含まれていないこともあって、DAZNの独占配信契約の対象外であることや同大会の主催団体の中にNHKが入っていることから、同時・見逃し配信の対象番組となっている。
- ^ 一部楽曲が該当。
- ^ また、軽快なBGMをバックに、「現在放送中の番組は配信しておりません」という女声によるアナウンスもある。
- ^ 番組間の番宣スポットでも、NHKプラスで配信出来ない番組やBS波の番組の宣伝が放送される場合にこのフィラー映像でふたかぶせしている(ただし、BS波の番組宣伝でも一部はふたかぶせ無しでそのまま配信される)。
- ^ 音声も無音にする措置が取られるが、音声は無音とならない場合もある。
- ^ 広報番組『どーも、NHK』でBS波の番組宣伝が流れるときもこのふたかぶせが行われる。
- ^ SD画質相当。
- ^ 二か国語、解説放送等あり。
- ^ 0.75倍速・標準速度・1.25倍速・1.5倍速・2.0倍速の5段階。
- ^ Apple社製(iOS・iPadOS)端末については2022年7月4日に行われたアップデートにて対応した[74]。
- ^ 2021年10月から対応[78]。
- ^ 開始時点はシャープ(アクオス)・ソニー(ブラビア)・TVS REGZA(REGZA)並びにChromecast with Google TVに対応。
- ^ 開始時点はAmazon Fire TVに対応。
- ^ また、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催期間中で同大会の競技中継や関連番組を放送している際は自国開催であることを踏まえ、緊急ニュース時と同様ログインの有無に関わらず契約確認をお願いするメッセージ無しで同時配信画面を視聴できる措置が取られていた[83]。なお、2022年2月に開催された北京オリンピックでは、非ログイン時は同時配信画面に契約確認をお願いするメッセージを表示した[84]。
- ^ 重大ニュースや自然災害の発生時などを除く。また、Eテレの同時配信でも、大規模災害の発生による臨時の『NHK手話ニュース』が放送される場合には、その時間帯はメッセージが非表示となる。
- ^ 『news every.』(日本テレビ)、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)、『Nスタ』(TBSテレビ)、『ゆうがたサテライト』と一部のアニメ番組など(テレビ東京)、『Live News it!』(フジテレビ)。
- ^ 視聴することによって生じる通信料金を除く。
出典
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- 1 NHKプラスとは
- 2 NHKプラスの概要
- 3 反響および問題点
- 4 沿革
- 5 関連項目
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 16:56 UTC 版)
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