JR-200
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 07:15 UTC 版)
「JR (コンピュータ)」の記事における「JR-200」の解説
1982年末に79,800円で発売。JR-100の上位機種だが、互換性はない。JR-100と同様、低価格路線のマシンである。 基本仕様 メインCPU MN1800A(6802相当) サブCPU MN1544 ROM 16KB RAM 32KB ビデオRAM 2KB キャラクタRAM 2KB ディスプレイ・インターフェイス RGB同期分離方式、コンポジットビデオ方式、RF変調方式 画面構成 32文字×24行 色指定 文字・バックともにキャラクタ単位で任意に色指定可能。指定色は、黒、青、赤、マゼンタ(紫)、緑、シアン(水色)、黄、白の8色 グラフィック 64×48ドット。ドットごとに色指定可能 ミュージック 5オクターブ、3種のメロディを同時演奏可能。プログラムと同時進行可能 カセットインターフェイス FSK方式1200Hz(スペース)、2400Hz(マーク)。600ボー、2400ボー切り換え プリンターインターフェイス セントロニクス準拠。専用プリンターJR-P01、またはEPSON MP-80IIIシリーズ使用可 ジョイスティック アドコム電子ジョイスティックに適合する端子2個(9ピン) RS-232Cユニット(オプション) 9600ボーまで可能 外部拡張 50ピン拡張バスコネクタ付き。拡張ユニットを介してフロッピーディスクユニットを接続可能 電源 AC100V 50/60Hz, 約8W 寸法(高さ×幅×奥行き) 56×348×208mm 重量 約1.7kg JR-100からの変更点 メインRAMは32KB、ROMは16KBに増加。カラー表示をサポートし、ユーザー定義文字は64字に。セミグラフィック機能が追加された。 ATARI仕様のジョイスティックポートが標準で2ポート装備された。 カセットインターフェイスは2400ボーもサポート。当時としては高速だった。 本体はシルバーとダークグレーを基調とし、青がアクセントとなったデザイン。筐体は一回り大きくなり余裕ができた分、カーソルキーやスペースキーは操作性が考慮された配置となった。キーボード自体はいわゆる消しゴムキーボード。 カナも表示可能に。JR-BASICは5.0となり実数をサポート。BASICによる座標指定は他の機種と同じ、"LOCATE X,Y"に変更された。 サウンド機能は音階指定可能かつ同時発音数3となった。AY-3-8910のようなエンベローブ設定やノイズ発生機能は持たない。音楽を演奏するためのPLAY文も存在するが、MMLのようにBASICで直接演奏データを指定できるものではなく、データをメモリ上に直接書き込むものだった。 外部拡張バスを持ち、オプションで5インチ・フロッピーディスク・ユニットをサポートした。また、内部に追加するオプションでRS-232Cインターフェイスもサポートした。 CTRL+Cでマシン語プログラムも中断できるようになった。
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