ISO_80000-2とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ISO_80000-2の意味・解説 

ISO 80000-2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/14 17:19 UTC 版)

この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています詳細

ISO 80000-2:2019 は、数学記号について定義している国際規格である。国際標準化機構 (ISO) と国際電気標準会議 (IEC) が共同で発行している ISO/IEC 80000 の一部として、ISO によって2009年に発行され、2019年に改訂された[1]

ISO 80000-2 は、それまでの数学記号についての規格であった ISO 31-11 を置き替えるものである。

日本工業規格 (JIS) では2022年に制定された JIS Z 8000-2:2022 が相当する。これに伴い、それまで ISO 80000-2 に相当する部分を担ってきた JIS Z 8201:1981 は廃止された[2][3]

内容

ISO 80000-2は以下の章からなる。3章は記号の使い方の説明で、4章から19章に数学記号を列挙している。

  • 序文 (Foreword)
  • 0 導入 (Introduction)
  • 1 適用範囲 (Scope)
  • 2 引用規格 (Normative references)
  • 3 変数・関数・演算子 (Variables, functions, and operators)
  • 4 数理論理学 (Mathematical logic)
  • 5 集合 (Sets)
  • 6 標準的な数の集合と区間 (Standard number sets and intervals)
  • 7 その他の符号・記号 (Miscellaneous signs and symbols)
  • 8 初等幾何学 (Elementary geometry)
  • 9 演算子 (Operations)
  • 10 組合せ (Combinatorics)
  • 11 関数 (Functions)
  • 12 指数関数・対数関数 (Exponential and logarithmic functions)
  • 13 円関数・双曲線関数 (Circular and hyperbolic functions)
  • 14 複素数 (Complex numbers)
  • 15 行列 (Matrices)
  • 16 座標系 (Coordinate systems)
  • 17 スカラー・ベクトル・テンソル (Scalars, vectors, and tensors)
  • 18 写像 (Transforms)
  • 19 特殊関数 (Special functions)
  • 附属書 A(規定)記号使用の明確化 (Clarification of the symbols used)

適用範囲

ISO 80000-2 は、数学記号についての一般的な情報と、その意味(通常の言葉による等価な文)を提示している。自然科学技術において使用されることを想定しているが、数学が用いられるそれ以外の分野にも適用できる。

附属書 A 記号使用の明確化

本規格に掲載された数学記号のISO/IEC 10646Unicodeと概ね互換)における文字コードおよび記号名称が列挙されている。本附属書は規格の一部である。

関連項目

脚注と出典


「ISO 80000-2」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ISO_80000-2」の関連用語

ISO_80000-2のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ISO_80000-2のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのISO 80000-2 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS