標準数
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標準数(ひょうじゅんすう,Preferred number)は等比数列(隣合う数値の比が一定)を丸めたもので、機器の寸法や値などを決める場合に用いる。
注釈
出典
- ^ “抵抗値の表示方法”. KOA. 2020年9月26日閲覧。
- ^ 「4 標準数列」『JIS C 60063:2018 抵抗器及びコンデンサの標準数列』日本規格協会、2018年2月20日。
- ^ 「4.1 有効数字2桁の標準数列」『JIS C 60063:2018 抵抗器及びコンデンサの標準数列』日本規格協会、2018年2月20日、2頁。"注記 E24標準数列における27~47の範囲及び82の値は,厳密な数学的な規則から逸脱する。ただし,この対応国際規格の第1版が発行された1952年以前にこの標準数列は確立していたため,その歴史的背景を考慮すると,この逸脱の是正は適切ではない。"。
- ^ “RNS 塗装絶縁形精密級金属皮膜固定抵抗器”. KOA. 2022年8月28日閲覧。
- ^ “Standard Values Used in Capacitors, Inductors, and Resistors”. ボーンズ (2017年). 2017年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月11日閲覧。
- ^ “D/CRCW e3 – Standard Thick Film Chip Resistors – Datasheet”. ビシェイ・インターテクノロジー (2017年). 2017年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月11日閲覧。
- ^ “TNPW e3 – High Stability Thin Film Flat Chip Resistors – Datasheet”. ビシェイ・インターテクノロジー (2017年). 2017年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月11日閲覧。
- ^ 「5 E標準数列の適用」『JIS C 60063:2018 抵抗器及びコンデンサの標準数列』日本規格協会、2018年2月20日。
標準数
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「標準数」も参照 抵抗器・キャパシタなどの受動素子の製品に使用される値には以下のような標準数が使われる。以前は、抵抗であれば2Ωとか5Ωのような日常的な意味での切りのよい値もあったが、こんにちでは(可変抵抗などを除き)まず見ない。このような標準数は一見扱いにくいように見えるかもしれないが、ほぼ等比数列となっているために実際にはムラ無く値が揃っているものになっている。標準として国際的にも(日本ではJISで)決められている。一般的にはE3、E6、E12、E24系列程度が頻用される。抵抗器ではE12、E24程度までが多く用いられ部品店の店頭にも常備されている。キャパシタではE3、E6程度である。 規格上はE192まであるが、キャパシタのE12以上や抵抗器のE48以上は、特別に精度が求められる場合以外には使われない(通常の構造のキャパシタなど、そもそもそんな精度の容量安定性が無かったり、抵抗などでも高精度で作るあるいは選別して製品とするコストが現実的ではない)。またこれら以外に、75Ωや600Ωなど、よく必要になるために作られている値もある。
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