標準数とは? わかりやすく解説

標準数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/26 14:49 UTC 版)

標準数(ひょうじゅんすう,Preferred number)は等比数列(隣合う数値の比が一定)を丸めたもので、機器の寸法や値などを決める場合に用いる。


注釈

  1. ^ a b 19210185=9.194786863...なので、これを丸めて100倍すると919になるが、規格としては920が採用されている。
  2. ^ E3~E24は、E48~E192の部分集合ではない事に注意(例えば、220はE48~E192には含まれない)。メーカーによっては、和集合を "E96+E24" や "E24・E192" 等といった形でカタログ等に掲載している[4][5][6][7]

出典

  1. ^ 抵抗値の表示方法”. KOA. 2020年9月26日閲覧。
  2. ^ 「4 標準数列」『JIS C 60063:2018 抵抗器及びコンデンサの標準数列』日本規格協会、2018年2月20日。 
  3. ^ 「4.1 有効数字2桁の標準数列」『JIS C 60063:2018 抵抗器及びコンデンサの標準数列』日本規格協会、2018年2月20日、2頁。"注記 E24標準数列における27~47の範囲及び82の値は,厳密な数学的な規則から逸脱する。ただし,この対応国際規格の第1版が発行された1952年以前にこの標準数列は確立していたため,その歴史的背景を考慮すると,この逸脱の是正は適切ではない。"。 
  4. ^ RNS 塗装絶縁形精密級金属皮膜固定抵抗器”. KOA. 2022年8月28日閲覧。
  5. ^ Standard Values Used in Capacitors, Inductors, and Resistors”. ボーンズ英語版 (2017年). 2017年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月11日閲覧。
  6. ^ D/CRCW e3 – Standard Thick Film Chip Resistors – Datasheet”. ビシェイ・インターテクノロジー英語版 (2017年). 2017年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月11日閲覧。
  7. ^ TNPW e3 – High Stability Thin Film Flat Chip Resistors – Datasheet”. ビシェイ・インターテクノロジー英語版 (2017年). 2017年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月11日閲覧。
  8. ^ 「5 E標準数列の適用」『JIS C 60063:2018 抵抗器及びコンデンサの標準数列』日本規格協会、2018年2月20日。 


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受動素子」の記事における「標準数」の解説

「標準数」も参照 抵抗器キャパシタなどの受動素子製品使用される値には以下のような標準数が使われる以前は、抵抗であれば2Ωとか5Ωのような日常的な意味での切りのよい値もあったが、こんにちでは(可変抵抗などを除き)まず見ないこのような標準数は一見扱いくいよう見えるかもしれないが、ほぼ等比数列となっているために実際にムラ無く値が揃っているものになっている標準として国際的にも(日本ではJISで)決められている。一般的にはE3、E6、E12E24系列程度頻用される。抵抗器ではE12E24程度までが多く用いられ部品店の店頭にも常備されている。キャパシタではE3、E6程度である。 規格上はE192まであるが、キャパシタE12以上や抵抗器のE48以上は、特別に精度求められる場合以外には使われない通常の構造キャパシタなど、そもそもそんな精度容量安定性無かったり、抵抗などでも高精度作るあるいは選別して製品とするコスト現実的ではない)。またこれら以外に、75Ωや600Ωなど、よく必要になるために作られている値もある。

※この「標準数」の解説は、「受動素子」の解説の一部です。
「標準数」を含む「受動素子」の記事については、「受動素子」の概要を参照ください。

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