HOPE (宇宙往還機)
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HOPE(ホープ、H‐II Orbiting Plane)は、日本の宇宙開発事業団 (NASDA) と航空宇宙技術研究所 (NAL) が研究開発していた、再利用可能な無人宇宙往還機である。
- ^ 初期のイラストでは有人をうかがわせる窓が描かれているものもあった。宇宙ステーションにドッキングしたHOPE
- ^ “HOPE_X 開発から将来宇宙輸送系に向けて”. 三菱重工技報. 三菱重工 (2002年1月). 2012年6月6日閲覧。
- ^ “HOPE-X打上げ想像図”. jaxaデジタルアーカイブス. jaxa. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “HOPE-X(宇宙往還技術試験機)”. 宇宙用語集. jaxa. 2012年10月6日閲覧。
- ^ LIFLEX飛行実験計画について(PDF)
- ^ 番外編 LIFLEX第1回懸吊飛行試験@北海道大樹町 実験1日目 実験用航空機レポート、JAXA、閲覧2017年7月21日
- ^ 宇宙航空研究開発機構研究開発報告、リフティングボディ飛行実験(LIFLEX)システム開発、LIFLEX チーム、2010年9月、JAXA、閲覧2017年7月21日
- 1 HOPE (宇宙往還機)とは
- 2 HOPE (宇宙往還機)の概要
- 3 関連項目
HOPE-X
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「HOPE (宇宙往還機)」の記事における「HOPE-X」の解説
実験は順調に進んだが、1990年代後半の不景気によって計画が見直され、HOPE実用機を直接製作するのでなく、比較的開発費が低く抑えられるHOPE-X (H‐II Orbiting Plane Experimental) 実用実験機の製作に移った。HOPE-Xのサイズは全長15.2m、幅9.7m、高さ4.8m、打ち上げ時の重量が約14tとなっている。HOPEから実験機として必要のない部分を省略して軽量化した機体で、H2A1024型で打ち上げられる予定だった。実験終了後は機体を改修し必要な機材を乗せることで、HOPEとしての運用もできる設計だった。 しかしこのころ、建設の現実味を帯びてきた国際宇宙ステーション (ISS) へ荷物を運ぶ使い捨ての機体「HTV(H‐II Transfer Vehicle後のこうのとり)」の研究が1997年にはじまり、HOPEの必要性に疑問を投げかける声があがり始めた。 それでも2000年2月には、太平洋のキリバス・クリスマス島に土地を借り、帰還用滑走路と追跡施設、支援施設を備えた宇宙センターを建設する大プロジェクトが動き出し、ますます実現の期待が高まった。
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