Fシリーズ後期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 14:26 UTC 版)
「キヤノンの銀塩マニュアルフォーカス一眼レフカメラ製品一覧」の記事における「Fシリーズ後期」の解説
Rマウントを引き継ぎスピゴット式ながら開放測光が可能で自動露出への対応もできるFDマウントになり、レンズもマルチコートの施されたカラー写真時代のラインナップに切り替わった。 詳細は「キヤノンFDマウントレンズの一覧」を参照 キヤノンF-1(1971年発売) - 「プロの使用に耐えうる最高級機を開発すべし」という意見を受け、伊藤宏をプロジェクトリーダーに5年の開発期間を経て発売された。細かな調整が不要ですぐに使える各種アクセサリによる膨大なシステムを持ち、シャッター連続10万回動作といったプロの使用に不足のない耐久性や環境性能を実現した。その大きさと重量、堅牢性から「重戦車」と言われたほどである。この機種でようやくキヤノンの名は多くのプロに認められることになる。途中マイナーチェンジ(キヤノンF-1改)はあったが、「10年間は不変」と発売時の謳い文句にしたとおり改良型モデルキヤノンニューF-1登場までシステムを変えなかった。詳細は「キヤノン F-1」を参照 キヤノンFTb(1971年発売) - キヤノンFT QLの時代には絞込み測光と開放測光はそれぞれに一長一短があるとされていたが、その後市場では開放測光を求めるようになっており、キヤノンF-1の技術をフィードバックし開発されたキヤノン中級機で最初の開放測光モデル。 キヤノンFTb-N - キヤノンFTbの巻き上げレバーに指当てがつくなどの小改良を受けたモデル。 キヤノンEF(1973年発売) - コパルが開発した「コパルスケヤS」の低速制御用機械ガバナーを電子制御に改造し、30秒までのシャッター速度をシャッター速度優先AEで使用できるようにして搭載したモデル。詳細は「キヤノン EF」を参照 キヤノンTLb(輸出市場:1974年9月発売、国内市場:1976年4月発売) - TXを基本仕様として、FTbの廉価機種として発売されたモデル。 キヤノンニューF-1(1981年9月発売) - キヤノンF-1の全面改良モデル。1987年、F-1に名称変更。1996年5月、販売終了がキヤノンから発表され、5月20日発売の各カメラ雑誌には「ありがとう。」のコピーで販売終了を伝える広告が掲載された。オートフォーカスデジタルカメラ全盛の中、いまだに使用し続けるカメラマンも少なくない。
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