Fダクトとは? わかりやすく解説

Fダクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 00:47 UTC 版)

Fダクト (F-Duct)とは、フォーミュラ1カー空力制御装置の一つで、境界層制御により意図的に境界層剥離を発生させることにより、リアウィングを失速させてダウンフォースを減らし、最高速度を上昇させる機能をもつ。2010年のF1世界選手権においてマクラーレンが先鞭を付け、他チームのマシンにも普及した。


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Fダクト

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マクラーレン・MP4-25」の記事における「Fダクト」の解説

詳細は「Fダクト」を参照 MP4-25にはFダクトというシステム搭載されている。これはコックピット前方にある吸気口から空気取り入れ、その空気コックピット、シャークフィンの経路設けられダクト通し中空構造リアウイング裏面開けられスリットから吐き出しリアウイングストールさせることで、ドラッグ減らし直線スピード向上させるのである可変フラップ代わりを担うものである。 Fダクトのオン・オフコックピット内でドライバー任意に行う。前述ダクトコックピット内の箇所に穴が開けられており、オフの状態ではモノコック上部開口部から入った空気はその穴からコックピット吹き出すようになっている。しかし、ドライバーが膝または肘でその穴を塞ぐことで一連のダクト完成してオンの状態となり、空気がシャークフィン内部通りリアウイングに向かう。

※この「Fダクト」の解説は、「マクラーレン・MP4-25」の解説の一部です。
「Fダクト」を含む「マクラーレン・MP4-25」の記事については、「マクラーレン・MP4-25」の概要を参照ください。

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