Considerationとは? わかりやすく解説

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consideration

別表記:コンシダレーション

「consideration」とは、考慮思いやりなどを意味する英語表現である。

「consideration」とは・「consideration」の意味

「consideration」とは、名詞として「考慮」「思いやり」「理由」などを表わすまた、海外との取引で交わす英文契約書では「約因」と訳し契約による利益のことを示している。「consideration」の覚え方言葉構成理解するのがポイントだ。「consider」は動詞で「熟考する」を表わし、名詞表わす接尾辞「-ation」を付け加えることで「熟考すること」と直訳することができる。この本質的なニュアンス分かれば解釈広げて「consideration」の持つさまざまな意味を理解しやすい。

「consideration」の発音・読み方

「consideration」の発音記号は「kənsìdəréiʃən」と表わし、カタカナ読みすると「カァンシィダァレェィシャン」となる。日本語だと「コンシダレーション」というが、実際にアクセントが「réi」の箇所にあり、「レェィ」と発音するのが特徴だ。

「consideration」の類語

考慮:「mind
思いやり「sympathy」compassion」「thoughtfulness」「considerateness」
理由:「reason」「ground」「cause」「motive」「pretext」
報酬:「remuneration」「reward」「remuneration」「recompense」「compensation」「quid pro quo
熟慮:「contemplation」「deliberation
考察「study」inquiry」「enquiry
検討「study」examination」「review」「investigation」「scrutiny
意見:「opinion」「views」「comments

「consideration」の語源・由来

「consideration」は、もともと古期フランス語で「考慮」を意味する「consideracion」から来ている。後にラテン語で「注視」を表わす「consideratio」となり、この文字から派生した「considero」が直接的な語源である。「considero」には「入念に星を観察する」という意味があり、この言葉から解釈広げたものが現在の「consideration」になった考えられる

「consideration」を含む英熟語・英語表現

「under consideration」とは


under consideration」とは「検討中」を意味する英語表現である。「under」は「~の下」ではなく「~の最中」という意味で使われていることに注意したい

「In consideration」とは


「In consideration」とは「約因として」という意味の英文契約書用語である。英文契約書では「約因」がないと契約無効となってしまうため、「In consideration of~」と明記することで、「この契約には約因がある」という意味を表わしている。

「Into consideration」とは


「Into consideration」とは「考慮入れた」という意味を表わしている。例えば、英文契約書では「~を考慮すると言う場合「Taking into consideration」という使い方もする。

「consideration for」とは


「consideration for」とは「~に対する」を意味する前置詞「for」を付け加えることで、「~への思いやり」「~に対す心遣い」などを表わす英語表現である。

「consideration of」とは


「consideration of」とは直訳すると「~の考察」「~への配慮」などと解釈することができる。「in consideration of」「take consideration of」のように慣用句として用いられることも多い。

「take consideration of」とは


take consideration of」とは「~を考慮する」「~に注意する」などの意味合いを持つ表現だ。「計算「報告」表わす名詞account」を使った英熟語take account of 」と同義である。

「thank you for your consideration」とは


thank you for your consideration」は直訳すると「あなたの配慮感謝します」と解釈することができる。主にビジネス用語としてご検討宜しお願いいたします」「お気遣いありがとうございます」などの意味使われる

「consideration」に関連する用語の解説

「considerably」とは


considerably」は副詞として「かなり」「随分」「相当に」などを表わす英単語である。覚え方語根関連から理解する事が可能だ。「con」は「共に」+「sider」は「星」+「-able」は「~に値する」+「-ly」は「~ように」で構成され直訳すると「星と共にいるように」となる。「星と共にいるように」とは、つまり「星をじっくりと眺めるように」という意味である。ここから「星を眺めながら物思いにふけるように」と深読みすれば「熟考するように」と繋がる。「熟考」というニュアンスから「かなり」「相当に」などの意味合い重なる。

「inconsiderate」とは


inconsiderate」は形容詞として(人や行動が)「思いやりのない」「軽率な」「軽はずみな」などを意味する。「思いやりのある」「熟慮した」などを表わすconsiderate」の対義語である。

「consideration」の使い方・例文

・We took consideration of the risk of human infection.人への感染リスク考慮した
・He did not show the slightest consideration for his mother's feelings.彼は母親気持ちに対して少しの配慮も示さなかった。
・That issue is currently under consideration.その問題は現在検討中だ。

約因

(Consideration から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/06/17 08:57 UTC 版)

約因(やくいん、: Consideration)とは、契約当事者間に存在しなければならない取引上の損失をいう。英米法において契約を構成する約束に拘束力を与える根拠である。


  1. ^ 米国統一商事法典:1-201(11)


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