CRF150R / RII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 02:10 UTC 版)
「ホンダ・CRF」の記事における「CRF150R / RII」の解説
他のCRFシリーズ同様に2006年9月に発売された本グループは2ストロークのCR85R・RIIのクラスに参戦する車種で同車の後継機種である。2006年の登場時には07モデルとして2ストローク車(CR85R・RII)も併売されたが、現在2ストローク車は全て国内ラインアップから外されている。 150はミニと異なり剛性の高い倒立フォークや水冷エンジンを搭載しており、空冷のCRFシリーズと比べパワーも格段にアップ。ストローク量の多いサスペンションと相まって本格的なレースに参戦することができる。 モデルとしてはRは子供向けのモデルで、RIIは大人の身長体重に合わせてFホイールの大型化(F19インチ、R16インチのミニモトクロスサイズ)やサスペンションのストロークの変更などの改良が施されている。 欠点としては、新規開発で実戦経験がない事や価格が2ストローク車と比較して20万円の価格上昇でさらに15万円の投資で上位車種のCRF250Rが買える値段やメンテナンス性からの問題などから、個人ユーザーが趣味でモトクロスを楽しむ際にコストパフォーマンスで上位車種と本モデルと、同クラスの軽量2ストロークエンジン搭載モデルや中古車両などの複数の選択肢が出てしまうケースが発生する。 いずれ他社からも本クラスに同様の4ストロークエンジン搭載モデルが登場予定であり、価格の面からも他社の動向によっては価格も下げられるケースも少なからず出ることが予想でき、実戦経験も2007年度全日本モトクロス選手権レディースクラスへの投入が決定しており、フィードバックによる車両自体の熟成も期待されるなど、上述欠点も解消される可能性は高い。 ちなみに海外では空冷のCRF150F(末尾がRではなくF)が販売されており、日本にも輸入代理店を通じて販売されるが、国内のXLR125R等と同じCB90系のエンジンを搭載しており、CRF150Rとは性質が異なりレーサーと言うよりはファンライドモデルである。また、CRF230Fという、NX125系エンジン(XR230とはクランクケースが大きく異なる)を搭載するファンライドモデルが海外で販売される。
※この「CRF150R / RII」の解説は、「ホンダ・CRF」の解説の一部です。
「CRF150R / RII」を含む「ホンダ・CRF」の記事については、「ホンダ・CRF」の概要を参照ください。
- CRF150R / RIIのページへのリンク