響の作品
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「響 〜小説家になる方法〜」の記事における「響の作品」の解説
『お伽の庭』 中学の終わりに執筆し、木蓮の新人賞に応募した作品。山あいの寒村を舞台に、その中での世界観と死生観を描いた作品。 気持ちのいい文体に、架空の世界に生活の匂いが作れる描写力で風俗や文化を感じさせる世界を作り上げている。 純文学の芥川賞・大衆小説の直木賞を同時受賞し社会現象となる。発行部数は響の高校3年生・4月時点で単行本400万部、文庫本200万部の累計600万部を超える。 高校3年生の9月から鏑木紫による漫画版が「週刊少年スキップ」で連載される。 『千年楼』 高校1年生の5月に文芸部の部誌のために執筆した短編。小さな町の小さなステージに立つ16歳の踊り子の話。 凛夏はこの作品で響との大きな才能の差を感じ、中原は本物の才能と評し引退を決意した。 『漆黒のヴァンパイアと眠る月』 高校1年生の冬に執筆。350年に一度受肉し、世界に災厄を招く者を描いた作品。ラノベとして応募されたが、純文学のような文体で描かれている。 元々はヴァンパイア物が好きではなかったが花代子に触発され書き上げ、それを花代子に譲った。これにすっかりはまってしまった花代子は無断でNF文庫の新人賞に応募し、大賞を受賞してしまう。同時にアニメ化とシリーズ化の企画も動き出すことになった。 響は編集部に事情を説明し受賞を辞退したため、審査員特別賞に落ち着いた。続編は未定だと説明するが、責任を感じた花代子が自分が続きを書くと稚拙な構想を提示するのに業を煮やし、自ら続編を2冊分執筆する羽目になる。 発行部数は響の高校3年生・4月時点で1巻70万部、2巻50万部。3巻は未発売。 『11月誰そ彼』 高校2年生の秋に執筆。2時間で描ききり高校の文芸コンクールに応募した短編作品。 11月の黄昏時にいろいろな死者と出会い話をするだけで、あまりドラマティックな死の話もない。恐ろしく綺麗な文章であり、審査員たちに『お伽の庭』の作者ではないかと疑わせた。 『ティンカーベル』 『お伽の庭』以前(中学3年生の時)に執筆した処女作。ストーリーなどは特に意識せず、響が綺麗だと感じる文章を並べたという作品。 話としてあまりまとまっておらず、文体を魅せるだけの作品だが、響のセンスが詰まっており作品としてのクオリティは高い。涼太郎に読ませた後は押し入れにしまい込まれており、響自身も忘れていた。 『青の城』 高校3年生の春から夏にかけて執筆。海底都市で1人育った女の子が地上に出てきた話。新雑誌「雛菊」に連載される。 花井いわく、文体が綺麗すぎるのに『お伽の庭』と全然違う、本当にすっごく面白い作品。
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