霊鷲山とは? わかりやすく解説

りょうじゅ‐せん〔リヤウジユ‐〕【霊鷲山】

読み方:りょうじゅせん

《(梵)Gṛdhrakūṭa-parvataの訳》古代インドマガダ国首都王舎城北東にあり、釈迦(しゃか)が法華経などを説いた山。山頂の形が(わし)に似るので、また山中がいたのでこの名があるという。現在のビハール州中部ラジギールにある。鷲の山耆闍崛山(ぎじゃくっせん)。鷲峰山(じゅぶせん)。霊山(りょうぜん)。


霊鷲山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 18:18 UTC 版)

霊鷲山(りょうじゅせん、名称については後述)は、インドビハール州のほぼ中央に位置する山。大乗経典においては、釈迦が『無量寿経』や『法華経』を説いたとされる山として知られる。




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霊鷲山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 07:52 UTC 版)

大般涅槃経 (上座部)」の記事における「霊鷲山」の解説

王舎城アジャータサットゥ王が、バラモンであるヴァッサカーラという大臣を使わし、霊鷲山にいる釈迦元に送り自分ヴァッジ国侵略計画について伺いを立てさせる。 釈迦は、ヴァッジ族が、 しばしば「会議」開き多くの人が参集する間は、繁栄し衰亡は無い 「協同」して集合行動し為すべきことを為している間は、繁栄し衰亡は無い 「旧来の法」に従って行動する間は、繁栄し衰亡は無い 「古老人々」を崇敬し、彼らの言葉聴いている間は、繁栄し衰亡は無い 「良家婦女童女」を暴力的に拘留しない間は、繁栄し衰亡は無い 「霊域」崇敬し供物絶やさない間は、繁栄し衰亡は無い 「真人」(尊敬されるべき修行者)達を正当に保護防御する間は、繁栄し衰亡は無い と答える。 ヴァッサカーラは、そうした7つの法を備えているのでは、戦争侵略するのは困難であり、外交離間という手段用いなければならない、と述べて帰っていく。 次に釈迦アーナンダ指示し王舎城周辺にいる全ての修行僧を、会堂集めさせ、「衰亡来たさないための7つの法」として、先に述べたことを言葉変えて反復する。 すなわち、修行僧たちが、 しばしば「会議」開き多くの人が参集する間は、繁栄し衰亡は無い 「協同」して集合行動し為すべきことを為している間は、繁栄し衰亡は無い 「旧来の法」に従って行動する間は、繁栄し衰亡は無い 「古老人々」を崇敬し、彼らの言葉聴いている間は、繁栄し衰亡は無い 「愛執」に支配されない間は、繁栄し衰亡は無い 「林間に住む」のを望んでいる間は、繁栄し衰亡は無い 「他の修行僧」達を思いやる間は、繁栄し衰亡は無い と述べる。 更に、関連付けて、他の「衰亡来たさないための7つの法」として、 「動作」を喜ばず、楽しまない間は、繁栄し衰亡は無い 「談話」を喜ばず、楽しまない間は、繁栄し衰亡は無い 「睡眠」を喜ばず、楽しまない間は、繁栄し衰亡は無い 「社交」を喜ばず、楽しまない間は、繁栄し衰亡は無い 「悪い欲望」に支配されない間は、繁栄し衰亡は無い 「悪友」を持たない間は、繁栄し衰亡は無い 「慢心」に陥らない間は、繁栄し衰亡は無い を述べ、更に、他の「衰亡来たさないための7つの法」として、 信 愧(は)じる心 愧(は)じ 博学 努力 安定 智慧挙げ、更に、他の「衰亡来たさないための7つの法」(七覚支)として、 よく思いをこらす よく法を選び分ける よく努力する よく喜び満ち足りる 心身軽やかになる 精神統一 心の平静安定挙げ、更に、他の「衰亡来たさないための7つの法」として、 無常 非我 不浄 厭 捨 離 止滅 を挙げ、更に、他の「衰亡来たさないための6つの法」として、 身 口 意 戒 定 慧挙げる。 こうして、釈迦は、霊鷲山にいる間、修行僧たちに、 「戒律」 「精神統一」 「智慧」 「戒律」を伴う「精神統一」 「精神統一」を伴う「智慧」 「智慧」を伴う「修養された心」 「修養された心」による「種々の煩悩汚れ)からの解脱」 といった「法に関する講話」を行った

※この「霊鷲山」の解説は、「大般涅槃経 (上座部)」の解説の一部です。
「霊鷲山」を含む「大般涅槃経 (上座部)」の記事については、「大般涅槃経 (上座部)」の概要を参照ください。

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