電気式気動車キハ42400形(計画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 22:31 UTC 版)
「国鉄キハ07形気動車」の記事における「電気式気動車キハ42400形(計画)」の解説
天然ガス動車への改造と同時期の1950年、キハ41000形に対して、陸軍統制型機関にルーツを持つバス・トラック用ディーゼルエンジンである、日野ヂーゼル製のDA55に載せ換える改造が実施され、使い勝手が良く故障が少なかった。しかし、この機関は車体が大きく自重も重いキハ42000形には不適当で、駆動用機関としてそのまま使用することはできなかった。 そこで、DA55を発電機関として搭載し、電車用電動機をGMH17や変速機が装架されていたスペースに装架、ユニバーサルジョイントによる気動車の駆動システムで台車に動力伝達する、原始的な直角カルダン駆動方式(一種の車体装架カルダン駆動方式)を用いた電気式気動車への改造が計画され、キハ42400形として7両が改造されることが予定されたが、改造費や出力の小ささが問題となり、結局実現には至らなかった。
※この「電気式気動車キハ42400形(計画)」の解説は、「国鉄キハ07形気動車」の解説の一部です。
「電気式気動車キハ42400形(計画)」を含む「国鉄キハ07形気動車」の記事については、「国鉄キハ07形気動車」の概要を参照ください。
- 電気式気動車キハ42400形のページへのリンク