直角カルダン駆動方式とは? わかりやすく解説

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直角カルダン駆動方式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/30 17:06 UTC 版)

直角カルダン駆動方式(ちょっかくカルダンくどうほうしき)は、電車モーター駆動方式のうち、カルダン駆動方式の一種。


注釈

  1. ^ 2001年に増備された9000系電車が最後である。相鉄で用いられている直角カルダン駆動装置は、形態的にはウェスティングハウス式に近いが、プロペラシャフトをドルトムント方式のようなスプライン入りとし、歯車にはスパイラルベベルギヤを用いている。

出典

  1. ^ 鉄道ピクトリアル」2009年10月(通算824)号 特集「吊掛電車」


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直角カルダン駆動方式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 04:17 UTC 版)

カルダン駆動方式」の記事における「直角カルダン駆動方式」の解説

かさ歯車ハイポイドギヤもしくはウォームギア単独あるいははすば歯車との組み合わせにより、駆動軸レール方向に平行となるように主電動機台車に装したもの歯車整備性難があること、駆動装置そのもの重量容積大きいこと、軸距長くなり台車重量増大しやすいことなどが欠点として挙げられる。もっとも、電機子軸方向長さ車輪のバックゲージに制約されないため、狭軌向けであっても比較大出力の主電動機選択できることに加え電動機前後電機子軸を出すことで容易に1台車2軸駆動構成とすることができ、また、スパイラル・ベベルギア利用することで平行カルダン比較して格段に大きな静粛性得られるというメリットがある。日本においては、特に初期狭軌私鉄向け高性能電車路面電車多用された。もっとも、大きな力のかかる歯車全般中でも特にスパイラル・ベベルギア表面耐摩耗性内部靱性両立加えきわめて高精度切削処理が要求されるため、材料選定加工が非常に難しく日本最初にこの方式に挑んだ東芝では材料となる合金鋼製造表面処理手を焼いた。そのため、それらのノウハウ確立され且つ高精度な加工を可能とするアメリカ製専用工具導入され1954年まで、充分実用に耐える製品製造できなかったという。日本では東芝の他、日立製作所製造行っており、後者では大口納入先一つであった相模鉄道技術陣がこの方式に固執した事もあって、その製造21世紀入りインバータ駆動三相誘導電動機組み合わせるまで続けられた。近年広島電鉄5100形電車のように、左右車輪別々に駆動する必要のある超低床路面電車において、1台車前後車輪左右別々に、かつ1台車あたり2基の主電動機駆動する手段としてこの方式を採用するケース存在する

※この「直角カルダン駆動方式」の解説は、「カルダン駆動方式」の解説の一部です。
「直角カルダン駆動方式」を含む「カルダン駆動方式」の記事については、「カルダン駆動方式」の概要を参照ください。

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