附番方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 23:14 UTC 版)
阪急電鉄における車両番号の附番は次の通りである。阪急電鉄の形式番号は1980年代に廃車された810系を最後に、以後は全車4桁になっている。 モーターの搭載されていない付随車(T車)には、同系の電動車(M車)の車番に、10の位が5から付番される。 神戸方の先頭車には、大阪方の先頭車の車番に100を足した番号が付番される。 中間車には、先頭車の車番に500を加えた番号を付ける。 モハ(デハ)、クハ、サハといった形式記号は付けない。(9000・9300系まで。新1000系・新1300系以降は形式のみアルファベットでMc・M・Tc・Tのいずれかが付けられ、2017年10月以降は既存形式にも拡大) 2017年10月から2020年までの間には仕様変更や改造により、形式の末尾に「-1」や「-2」が付けられる場合もあった。 1.はすでに3桁時代の700系(神宝線の700系は後に800系となる)新造車から始まり、3.は3000・3300系から始められた。 7613号(7013F〈8両編成〉に属する神戸三宮寄りの2両目〈7号車〉)を例に取ると以下のようになる。 7 (千の位)…車両形式の系列を示す。1から始まり、形態や性能ごとに現在9までの数字で分けられている(4は事業用車)。 6 (百の位)…0 - 4先頭車、5 - 9中間車、0 - 2・5 - 7神宝線、3・4・8・9京都線。1100系 - 3100系までは0・5が神戸線用、1・6が宝塚線用だった。2・7は普段は使用せず、試作車や特別車両用に空けられている。 1 (十の位)…0 - 4電動車、5 - 9付随車 3 (一の位)…製造順位番号。製造順に他社のような1ではなく0から付けられる(ゼロ起番。山陽電気鉄道も同じ)。ただし、3300系まで京都線用は新京阪時代の名残で1から始まるようにされていた。 ただし、もともと先頭車だった車両で、その後の改造で運転台を撤去(中間車化)した場合でも、改番されることなく、製造当時の番号のままで使用されている(例:3000系の3000号)場合がある。 一方2013年11月28日から運用を開始した1000系電車では先頭車の付随車が1000、1100になったり、中間の電動車が1550、1650になったりと、また2014年3月30日から運用を開始した1300系電車では先頭車の付随車が1300、1400になったり、中間の電動車が1850、1950になったりと上記の附番方法と異なるところがある。ただし附番方法が従来と異なっているのは1000系・1300系のみで、1000系・1300系登場後に、既存形式で電動車から付随車への改造を行った車両ではその形式での附番方法が守られている(2018年に電動車から付随車へ改造された6612号車の6692号車、6112号車の6162号車への改番など)。 また、試験要素の強い車種については百の位に2を付けて区別しており、過去に登場した全ての形式(2200系、5200系、8200系)が神戸線のみに配属されている。 なお、この附番方法はゼロ起番を除き北神急行電鉄でも踏襲されている。
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