開発に至る過程とは? わかりやすく解説

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開発に至る過程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 03:55 UTC 版)

プレーナー型トランジスタ」の記事における「開発に至る過程」の解説

1947年12月点接触型トランジスタ開発され以降合金接合型トランジスタ成長接合型トランジスタメサトランジスタのような接合型トランジスタ開発されてきたが、それぞれ生産性低くかったり、品質(特に高周波特性)が安定していないなど、一長一短があった。合金接合型トランジスタ量産に関して比較優れていたものの、高周波特性向上するためにベース層を薄くとすれば機械的強度不足した成長接合型トランジスタ品質安定しなかった。拡散型トランジスタベース層を薄く出来るので高周波特性向上したものの、当時拡散型トランジスタ一種であるメサトランジスタ生産性低かった1957年ベル研究所カール・フロッシュ英語版)(Carl Frosch)とリンカン・デリック(Lincoln Derick)によって選択拡散法開発された事により、高周波特性向上して品質安定するようになったフェアチャイルド社のジーン・ハーニー英語版)(Joan Hoerni)が1959年5月Si接合型トランジスタ製法として、Siプレーナー型トランジスタ製法発表するとともに特許申請した選択拡散法活用した製法Si基板コレクタとしてこれを熱酸化して表面シリコン酸化膜(SiO2)層をつくり、これを拡散マスクとして用い技術で、このSiO2層にフォトエッチング法によって窓孔をあけて、この窓孔から拡散行い、1工程拡散完了すると再び SiO2層を表面構成させるプロセスである。これをベース層、エミッタ層と必要に応じて順次上面から選択拡散繰り返してトランジスタ完成する。これによってトランジスタ量産技術確立され、さらにこの技術基礎となって2年後集積回路技術へと展開する。この製法Si表面構成されるPN接合境界部分を自己整合的にSiO2膜で覆う構造となるため、外部から浸入してくる水分稼動イオン浸入を防ぐ事で動作上の信頼性大幅に向上したそれだけではなく結晶の表面問題原因実現できなかった電界効果トランジスタ(FET)も、このSiO2酸化技術適用によってMOSFETとして実現に至る。また、合金トランジスタのように両面拡散する必要がなく、メサトランジスタのように台形に削る工程がないので生産性優れていた。

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開発に至る過程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/10 05:36 UTC 版)

点接触型トランジスタ」の記事における「開発に至る過程」の解説

1938年ベル研究所ウィリアム・ショックレーとA. Holden半導体増幅器開発着手した最初シリコン内のp–n接合1941年頃にRussell Ohlによって発見された。1947年11月17日から1947年12月23日にかけてベル研究所ゲルマニウムトランジスタ実験試み1947年12月16日増幅作用確認された。増幅作用発見から1週間後1947年12月23日ベル研究所の公式発明日となる。特許出願は、1948年2月26日ウェスタン・エレクトリック社によってジョン・バーディーンウォルター・ブラッテンの名前で出願された。同年6月30日新聞発表された。この素子の名称はTransfer Resistorの略称で、社内公募されキャリア注入エミッターからコレクター電荷移動する電流駆動デバイス入力出力の間の転送transfer)する抵抗resistor)であることから、J.R.Pierseが「trans-sistor」としたことに由来する

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