銀泥
表紙の野毛や切箔や雲などの銀が焼けた、と言うのは、銀泥が変色したことを言う。しかし、これは、銀が空気中の硫黄と化合して、硫化銀となったからであり、この硫化銀となるのを利用して、新しく書いた絵を、古く見せる方法もある。即ち、銀の月が、焼けて光沢を失い、黒味を持っているような古画を、そのまま模写する時である。
まず月を銀泥で画き上げると、月以外は古色蒼然でも、月だけは新しく光り輝いて、周囲の古色と調和しない。その時に、その光沢の強い月の上に白紙を敷き、白紙の上に、硫黄の粉を適度に蒔いておく。こうして一昼夜も放置すれば、月は黒ずんで古色蒼然となり、周囲の状態と調和した色に変る。白紙に蒔いた硫黄の分量と、放置しておく時間との関係とで、銀泥の月を、どんなにでも、古く見せることが出来る。
まず月を銀泥で画き上げると、月以外は古色蒼然でも、月だけは新しく光り輝いて、周囲の古色と調和しない。その時に、その光沢の強い月の上に白紙を敷き、白紙の上に、硫黄の粉を適度に蒔いておく。こうして一昼夜も放置すれば、月は黒ずんで古色蒼然となり、周囲の状態と調和した色に変る。白紙に蒔いた硫黄の分量と、放置しておく時間との関係とで、銀泥の月を、どんなにでも、古く見せることが出来る。
ぎんどろ (銀泥)
●アジアの中・西部からヨーロッパ中・南部それにアフリカ北部に分布しています。林内に生え、高さは30メートルほどになります。樹皮は灰色で、深い割れ目が入ります。若木の葉は掌状に3~5中裂し、老木では卵円形、縁がごく浅く欠刻します。裏面には白毛が密生します。早春に葉腋から尾状花序を下垂させます。果実は蒴果で、初夏に裂開して綿毛に包まれた種子を散布します。別名で「ウラジロハコヤナギ(裏白箱柳)」とも呼ばれます。
●ヤナギ科ヤマナラシ属の落葉高木で、学名は Populus alba。英名は White poplar, Silver poplar。
金泥・銀泥
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