近代化改修型
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シンガポール空軍のF-5S ブラジル空軍のF-5EM右舷機関砲が撤去され、機関砲の砲口があった場所に電子機器冷却用の空気取入口を設けている。 チリ空軍F-5E タイガーIII NASAのSSBD用に改造されたF-5E F-5S/T、RF-5S シンガポール空軍の近代化改修型F-5E/FおよびRF-5E。右側の機関砲を撤去してレーダーをグリフォF(英語版)多モードレーダーに換装し、AMRAAMおよびパイソン空対空ミサイルの運用能力を付加。HUD、多機能ディスプレイ、HOTAS概念、慣性航法装置などが導入された他、機動性強化のため主翼のストレーキも拡大されている。 F-5EM/FM ブラジル空軍の近代化改修型F-5E/F。レーダーをF-5S/Tと同じくグリフォFに換装したため右側の機関砲が撤去されている。レーザー誘導爆弾やダービー空対空ミサイルの運用能力を持ち、コックピットは完全にグラスコックピット化されている。 タイガーIII イスラエルの協力で改修された、チリ空軍の近代化改修型F-5E/F。レーダーはラビ用に開発されたものを改良したEL/M-2032に換装。右側の機関砲は撤去したとされるが、外見上は撤去されていないように見える。イスラエル製の偵察ポッドやパイソン、ダービーの運用が可能。HUD、多機能ディスプレイ、HOTAS概念などが導入された点はF-5S/Tと同様。 タイガーIV ノースロップ社が独自に開発したF-5Eの近代化改修デモンストレーター。右側の機関砲を撤去してレーダーをF-16 MLUと同じAN/APG-66(V)に換装し、機体構造を強化。HUD、多機能ディスプレイ、HOTAS概念などが導入された点はF-5S/Tと同様。台湾でも「タイガー2000」の名称で同仕様に準じた改修を計画していたが中止されている。 F-5T ティグリス(Tigris) イスラエルの協力で改修された、タイ空軍の近代化改修型F-5E。形式番号こそ同じだがシンガポール空軍のF-5Tとは別物。レーダーはタイガーIIIと同じEL/M-2032に換装されたが、視程外戦闘能力は付加されていない。後にダービー空対空ミサイルの運用能力や戦術データリンクの装備など更なる改修が行われF-5TH スーパーティグリスと呼ばれるようになっている。
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近代化改修型
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「MiG-23 (航空機)」の記事における「近代化改修型」の解説
MiG-23シリーズの近代改修案として提示された派生型。 MiG-23-98(МиГ-23-98) 多用途戦闘機型の近代化改修型。 使用国の要求に合わせて3段階のアップグレードに対応できるとされており、R-27(AA-10 アラモ)やR-77(AA-12 アッダー)などの各種新型ミサイルの運用が可能となっている。1998年に提示された。アンゴラのMiG-23がこの規格に改修されている。 MiG-23B-98(МиГ-23Б-98) MiG-23BNの近代化改修型。1998年に提示された。
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