グラス‐コックピット【glass cockpit】
【グラスコックピット】(ぐらすこっくぴっと)
Glass cockpit.
計器類に、旧来の時計型をしたアナログメーターを用いず、いくつかのCRT(ブラウン管)及びLCD(液晶)ディスプレイ(MFD)を使ったもの。
画面を切り替えることにより、より少ないスペースで多くの情報を伝達することができるため、コックピット内の煩雑な計器類は一掃され、クルーの負担軽減が実現できる。
また、初期費用も安く済む上整備維持も容易である。
現在の新型機は旅客機から戦闘機をはじめ、ヘリコプター、小型機に至るまで、殆どグラスコックピットを採用している。
F-16C Block60
グラスコックピット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/24 02:31 UTC 版)
グラスコックピット(英語: glass cockpit、「ガラスのコックピット」の意)は、乗り物の操縦、運転に必要となる各種情報をアナログ計器(シンクロ電機などの機械式)やランプなどを用いず、ブラウン管ディスプレイ(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)に集約表示したコックピット(操縦席)である。もともとは航空機のコックピットについての表現であるが、鉄道車両の運転台や自動車の運転席についても同様の表現が用いられる。
- ^ B737 技術情報
- ^ 戦闘機F35 “操縦席”公開 : 動画 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) - 読売新聞
- ^ 日本国有鉄道の「4.歴史」の章の「第1次5カ年計画-第2次5カ年計画」の節を参照(2016年1月28日(木)06:38版)。
- ^ 先だって1982年に登場した200系には、7セグメントディスプレイ方式の速度計と、8行×32文字のカナ英数を表示可能な単色プラズマディスプレイ(PDP)式のモニタ装置ディスプレイが装備された。
- ^ a b c 日本鉄道サイバネティクス協議会「鉄道サイバネ・シンポジウム論文集」第32回(1995年)「車両制御伝送・運転支援装置」論文番号533。
- ^ a b 日本鉄道サイバネティクス協議会「鉄道サイバネ・シンポジウム論文集」第39回(2002年)「液晶ディスプレイによる運転台計器の統合」論文番号524。
- ^ 日本鉄道サイバネティクス協議会「鉄道サイバネ・シンポジウム論文集」第41回(2004年)「列車情報管理装置(TIMS)の開発 JR東日本E231系メータ表示器の適用」論文番号516。
- ^ ただし、300系・500系・700系(初期車)や923形については、当初は7セグメントディスプレイ方式の速度計とモニタ装置用のカラーディスプレイ2面だったものを、東海道新幹線のデジタルATC化に伴い、速度計を含む3面LCDによるグラスコックピットに改造したものである
- ^ JR九州821系・YC1系「やさしくて力持ち」新型車両を公開! 写真149枚 - マイナビニュース、2018年10月5日、2018年10月29日閲覧
- ^ クラウンマジェスタと、LSの一部はメーカーオプション装備
- 1 グラスコックピットとは
- 2 グラスコックピットの概要
- 3 自動車でのグラスコックピット化
- 4 関連項目
- グラスコックピットのページへのリンク