診断・予防
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 03:23 UTC 版)
発病初期の感染個体から採取した血液を用いてウイルス分離を行う。ヘパリンを加えた血液を血球と血漿に分離した後、PBSで洗浄した血球を凍結融解して接種材料とする。HmLu-1細胞、BHK-21細胞、Vero細胞に接種し37℃で2~3代継代培養をしてウイルス分離する。他にもマウス脳内に接種してウイルス分離を行うことができる。この時マウスは致死性脳炎を起こす。分離されたウイルスは中和テストにより同定する。遺伝子検出してRT-PCRによる遺伝子検査も有用である。 特異的な治療法はなく対症療法がおこなわれる。 予防には生ワクチンと不活化ワクチンの接種によるLK方式が有効である。日本では不活化ワクチンの他に、牛流行熱・イバラキ病混合不活化ワクチンやアカバネ病・牛流行熱・イバラキ病・チュウザン病四種混合不活化ワクチンが市販されている。
※この「診断・予防」の解説は、「牛流行熱」の解説の一部です。
「診断・予防」を含む「牛流行熱」の記事については、「牛流行熱」の概要を参照ください。
診断・予防
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 09:09 UTC 版)
特徴的な二峰性の発熱に加え、呼吸器・消化器症状、あるいは神経症状がワクチン未接種の犬に見られた場合、犬ジステンパーが示唆される。鼻粘膜・結膜からのウイルス抗原検出が確定診断として用いられる。 犬ジステンパーに特異的な治療法は無く、一般的に予後は悪い。二次感染を防ぐための抗生物質投与、脱水への対処として輸液、栄養補給が行われる。CDV感染の予防は弱毒生ワクチンによって行われる。しかし、イヌ用ワクチンをイヌ以外の種へ接種すると、接種した動物の死亡を招くことがある。
※この「診断・予防」の解説は、「犬ジステンパー」の解説の一部です。
「診断・予防」を含む「犬ジステンパー」の記事については、「犬ジステンパー」の概要を参照ください。
- 診断・予防のページへのリンク