西王母【セイオウボ】(果樹)
登録番号 | 第12298号 | |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 西王母 よみ:セイオウボ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社イシドウ | |
品種登録者の住所 | 山形県天童市大字上荻野戸982番地5 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 斎藤賢一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「川中島白桃」に「ゆうぞら」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが極大、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(福島県伊達郡国見町)では9月下旬に成熟する晩生種である。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉の形、葉縁の波打ちは中、葉の大きさは大、色は緑、光沢は中、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは小、色は淡桃、雌ずいの健否及び花粉の有無は無、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹み及び梗あの深さは深、広さは広、赤道部の縫合線の深さは浅、果頂部の縫合線の深さは中、果実の大きさは極大、果皮の地色は乳白、果皮の着色の多少は少、濃さは中、形は斑~条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は無、核周囲の着色は中、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少は中、果皮の剥離性は難、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味は中、渋味及び苦味は無、香気は少である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは大、色は褐、核面の粗滑は粗である。開花期は中、発芽期は早、成熟期(満開から成熟までの日数)は151日以上で育成地においては9月下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は無、核割れの多少は少である。「川中島白桃」と比較して、果頂部の凹みが深いこと、果皮の着色の形が斑~条であること等で、「ゆうぞら」と比較して、果頂部の凹みが深いこと、果実が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に育成者のほ場(福島県伊達郡国見町)において、「川中島白桃」に「ゆうぞら」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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