薬効・処方とは? わかりやすく解説

薬効・処方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 01:26 UTC 版)

反魂丹」の記事における「薬効・処方」の解説

過去 江戸時代反魂丹特徴龍脳配合されていることであり、またその他20数種の生薬鉱物成分配合され処方であったことが過去文献みられる一例は以下のようなのである龍脳牽牛子枳実枳殻胡黄連丁子丁香)、木香黄芩連翹黄連縮砂乳香陳皮、青皮、大黄三稜甘草赤小豆蕎麦小麦麝香、熊香、白丁香、雄黄辰砂 なお、1874年明治7年)の毒劇薬取締法施行、不良薬品取締罰則通達1877年明治10年)の毒劇薬取扱規則施行などを受け、ヒ素成分を含む雄黄配合成分から削除されその後変遷して現代処方に至る。 当時反魂丹薬効について、江戸期から明治期にかけての文献には以下のような記述がある。 『新増補家伝集』には「儒門事親に癇を治すとあり」と記されている。 『上池秘録』には「心痛腹痛胃管痛、胸膈痞塞、五噎、五膈、積聚腹中満悶、吐瀉等の諸庄を治す」と記されている。 『袖珍医便』には「心痛腹痛食傷痢病泄瀉積聚霍乱吐瀉、又小児の諸疳、驚悸癲癇等の症を治す」と記されている。 反魂丹包装等に記載され効能書変遷江戸明治初期と見られるものには「食傷など一切腹痛霍乱など眩暈立ち眩み小児かんむし、酒の酔い醒ましほか万病用いる」とある。明治に入ると「腹痛食あたり、癪痞」の記載のみとなった現代反魂丹処方の例 池田屋安兵衛商店処方1日量):オウレン末(50mg)、センブリ末(50mg)、ショウキョウ末(30mg)、牛胆末(160mg)、ウルソデオキシコール酸(15mg:熊胆主成分丸三製薬処方1日量):アミノ安息香酸エチル(450mg)、オウバク末(450mg)、ロートエキス(60mg)、センブリ末(50mg) 現代における処方による薬効は、消化液および胆汁の分泌促進であり、胃もたれ食欲不振対す効能うたわれている。

※この「薬効・処方」の解説は、「反魂丹」の解説の一部です。
「薬効・処方」を含む「反魂丹」の記事については、「反魂丹」の概要を参照ください。

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