直接クームス試験とは? わかりやすく解説

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クームス試験

(直接クームス試験 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 02:59 UTC 版)

クームス試験(クームスしけん、: Coombs test)とは、赤血球細胞膜に結合している免疫グロブリン(抗体)が存在しているか否かを調べる試験である。免疫グロブリンが赤血球に結合している場合、これに抗免疫グロブリン抗体を加えると、免疫グロブリンと抗免疫グロブリン抗体が結合し、抗原抗体反応が起きる。この結果、赤血球は凝集する。凝集が起きた場合をクームス試験陽性、起きない場合をクームス試験陰性と言う。




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直接クームス試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 08:50 UTC 版)

クームス試験」の記事における「直接クームス試験」の解説

患者赤血球浮遊液に抗免疫グロブリン抗体加え赤血球凝集反応起きか否か検査する赤血球表面結合している抗赤血球抗体検出する)。IgG補体いずれにも反応する特異性グロブリン試薬用いて検査する。さらに特定するには抗IgG、抗C3b、抗C3d抗血清を使う。 自己免疫性溶血性貧血(AIHA)は,自己の赤血球対す抗体(自己抗体)を産生することによる疾患で、既に抗体感作されているため直接クームス試験は陽性となる。 血液型不適合妊娠による新生児溶血性疾患(HDN)は母親産生する抗赤血球抗体胎盤通過し胎児赤血球破壊するために引き起こされる疾患新生児赤血球の直接クームス試験は陽性となる。 その他、異型輸血による輸血副作用や、薬剤誘発性免疫性溶血貧血寒冷凝集素症候群(CAS)、特発性寒冷血色素尿症PCH)でも陽性となる。 直接クームス陽性場合生体内溶血起こしているかが重要で、ヘモグロビンヘマトクリット低下間接ビリルビンの上昇、乳酸脱水素酵素LD)、網赤血球増加ハプトグロビン低下指標となる。

※この「直接クームス試験」の解説は、「クームス試験」の解説の一部です。
「直接クームス試験」を含む「クームス試験」の記事については、「クームス試験」の概要を参照ください。

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