ステロイド療法
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黄斑浮腫を軽減させる目的で、徐放性ステロイドであるトリアムシノロン アセトニドをテノン嚢下又は硝子体内に投与する。術中に硝子体を可視化する目的で使用したり、手術終了時、黄斑浮腫軽減に目的に投与することがある。術中使用においては基材の安全性は確立しておらず、除去後投与する施設が多い。
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ステロイド療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 07:48 UTC 版)
「自己免疫性溶血性貧血」の記事における「ステロイド療法」の解説
特発性の自己免疫性溶血性貧血の治療の3本柱は、副腎皮質ステロイド、脾臓摘出術、および免疫抑制薬である。とりわけ副腎皮質ステロイドは古典的な薬剤であるにもかかわらず、いまだ治療の第一選択である。副腎皮質ステロイドは、抗体を産生するBリンパ球を抑制する目的で使用される。実地臨床では自己免疫性溶血性貧血と診断され、ヘモグロビン濃度が8g/dl以下となった場合、ステロイド療法の適応の目安となる。 急性期には寛解導入療法として、ステロイド剤をプレドニゾロン換算で体重1kgあたり1.0mg/日を標準量とするステロイド剤の大量経口投与を連日おこなう。ステロイド剤の大量投与に伴う副作用の危険性はあるものの、約40%は4週までに血液学的寛解状態に達する。なお副腎皮質ステロイドを経静脈的に超大量投与する、いわゆるステロイドパルス療法が従来の治療より優れているというエビデンスはない。寛解導入後は、1ヶ月で体重1kgあたり0.5mg/日程度までゆっくり減量する。その後は2週間に5mgのペースで減量し、初期維持量を10〜15mg/日にもっていく。ステロイド剤がプレドニゾロン換算で初期維持量に達した後は、網状赤血球と直接クームス試験の推移を観察しながら、1ヶ月間に5mg程度のペースでさらに減量を試みる。5mg/日が最小維持量の目安となるが、直接クームス試験が陰性化し、数ヶ月以上みても再陽性化や溶血の再燃がみられない場合は、維持療法をいったん中止して経過を追跡することも可能である。
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