火山災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 08:10 UTC 版)
青森県や秋田県に伝わる、十和田湖・田沢湖・八郎潟を舞台にした三湖伝説は、延喜15年(915年)に発生した十和田湖火山の噴火の被害を受けた地域に伝わっていることから、災害の顛末が反映されているとの意見がある。伝説によれば、鹿角郡にいた若者・八郎が竜に変身し、奥入瀬川をせき止めて十和田湖を作った。熊野出身の南祖坊が十和田湖の所有を八郎と争い、双方が稲妻を放つなど激しい戦いを繰り広げた末に南祖坊が勝利した。この時、十和田湖からの鉄砲水が奥入瀬渓谷の形状を変えた。敗れた八郎は米代川を下り、新たな湖を作るべく七座山付近の川をせき止めたが地元の神々に妨害された。そのため日本海に出て八郎潟を作ったという。この伝説は、1966年に平山次郎・市川賢一が論文「1,000年前のシラス洪水」において伝説の描写と実際の火山災害との関連づけを試みている。(詳細は「三湖伝説#十和田火山との関わり」を参照。)
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火山災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 18:44 UTC 版)
イスクット-ウヌク川火山域では過去1万年の間に、少なくとも7回の噴火が発生している。概ね1600年以降の噴火活動は全てザ・ボルケーノで起きている。その際の総噴出量は、2.2立方キロメートルと見積もられている。今後、ザ・ボルケーノが噴火した場合も、おそらくは過去360年間の噴火と同様の性質を呈するだろう。カナダにおいて噴火が生じる可能性は年間で200分の1であり、溶岩流の噴出を伴う場合は220分の1である。カナダで近い将来噴火が起こるとしたら、北コルディレラ火山区のほうが、他の無関係な火山区よりも可能性が高い。なぜなら、北コルディレラ火山区内にはイスクット-ウヌク川火山域があり、カナダにおいて最も活動的な火山地帯であるからだ。
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火山災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 14:53 UTC 版)
インドネシアにおける火山災害による死者数は世界最多である。過去300年間に起きた全世界の主要火山災害による死者256,370人のうち、約6割にあたる155,550人はインドネシア人であることがわかっている。 世界の歴代大規模火山災害ワースト3のうち、第1位(1815年のタンボラ山噴火)と第2位(1883年のクラカタウの噴火)は、いずれも19世紀にインドネシアの火山が起こしたものである。特に前者は、歴史に記録された世界最大の火山噴火と言われており、夏のない年と呼ばれる地球規模の寒冷化・異常気象をもたらしている。 約74,000年前には、スマトラ島にあるトバ火山が破局噴火(マグマ量2800km3で世界最大級)を起こして世界最大のカルデラ湖(トバ湖)を形成している。 2018年にはスンダ海峡において、アナク・クラカタウ山の噴火による山体崩壊に起因する火山津波が発生し、400人以上が死亡した。
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