淘汰および多摩湖線への転用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 06:14 UTC 版)
「西武351系電車」の記事における「淘汰および多摩湖線への転用」の解説
.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 引退記念ヘッドマークを装着し、国分寺駅へ入線する355編成(1990年6月撮影) 引退記念ヘッドマークを装着した353編成(1990年6月撮影) 本系列は17m級の小型車体であることから、101系の増備に伴って本線系統の運用から徐々に撤退し、多摩川線等支線区へ転用された。 1973年(昭和48年)6月には355編成がサハ1415・1416を編成から外し、代わりにサハ1311形 1336を組み込んで3両編成化され、多摩湖線専用編成となった。さらに1976年(昭和51年)7月から同年8月にかけて、351編成・353編成もサハ1411形を編成から外してサハ1311形 1313・1314を組み込んで3両編成化の上多摩湖線へ転用され、同線区で運用されていた311系・371系を淘汰した。なお、本系列は前述修繕工事によってCPおよびMGを撤去していたことから、編成替えに際してサハ1313・1314・1336の各車には新たにMG(日立製作所HG-534-Mrb、出力12kVA)とCP(MH16B-AK3、容量990l/min)2基が搭載されている。 しかし、他編成についてはこのような転用改造を施工されることなく、1976年のクモハ358を皮切りに廃車が開始された。淘汰の途上においては中間付随車を廃車して固定編成を解消し、451系の編成替えに伴って余剰となったクハ1411形と新たに編成された車両も2編成(クモハ357+クハ1448・クハ1447+クモハ360)存在したが、最終的には前述351 - 355編成以外は1980年(昭和55年)までに全車廃車となった。 残存した351 - 355編成は、多摩湖線国分寺駅が構造上ホーム有効長の延長が不可能であり、17 m車3両編成の入線が限界であったという特殊性から、他の20 m級車体の吊り掛け駆動車各系列が大量に廃車となる中にあって、多摩湖線専用編成として運用を継続した。1979年(昭和54年)には車内床部のロンリューム化・車内壁面のアルミデコラ化が施工されている。 また、1985年(昭和60年)4月のダイヤ改正より、西武ライオンズ球場(現・西武ドーム)におけるプロ野球公式戦開催日には国分寺 - 西武遊園地(現・多摩湖)間に臨時の準急列車が運行されたが、同運用は主に本系列によって運行されたため(ただし夏季は冷房サービスのため401系などに変更の場合もあった)、1983年(昭和58年)11月に451・551・571各系列が本線運用から一斉離脱して以来1年半ぶりの本系列のみならず吊り掛け駆動の「赤電」による久々の優等列車運用として注目を集めた。 しかし、大型車入線の障壁となっていた多摩湖線国分寺駅の新ホーム完成に伴って20 m車の4両編成が入線可能となると、必然的に本系列の存在意義は失われた。1990年(平成2年)6月には全編成に引退記念のヘッドマークが装着され、新ホーム利用開始前日の同年6月23日に行われたさよなら運転を最後に運用を離脱し(翌24日には玉川上水駅構内で撮影会を実施)、同月30日付で全車廃車となって本系列は形式消滅した。
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