洪水物語とは? わかりやすく解説

大洪水

(洪水物語 から転送)

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大洪水(だいこうずい)とはしばしば、天誅として文明を破壊するために神々によって起こされたとする神話伝説上の洪水を指す。洪水説話洪水神話と呼ばれる。




「大洪水」の続きの解説一覧

洪水物語

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ギルガメシュ叙事詩」の記事における「洪水物語」の解説

エア神説明により私は船をつくり、自分と自分の家族、船大工全ての動物乗せた6日間の嵐により人間粘土になった。私の船がニシル山頂上着地して7日目ツバメカラス放ってみた。私は船を開け乗船者解放した後で神々生贄捧げると、その匂いつられて多くの神が集って来た。 生き残った者がいることを知ったエンリル神怒りニヌルタ神は言った。「エア以外に誰がこんなことをしようか」と。エア神は「洪水など起こさずとも、人間を減らすだけでよかった。ウトナピシュティムに夢を見させただけで、私は何もしていない。彼らがただ賢かったのだ。今は助かった者たちに、助言与えるべきであろう」と話す。そしてエンリル神は私と妻に永遠の命与え賜り、私は遥かなる地、2つの川の合流地点に住むこととなった。】 話し終えたウトナピシュティムは、洪水があったのと同じ6日6晩の間を「眠らずにいてみよ」と告げるが、ギルガメシュ眠ってしまった。ウトナピシュティムに起こされギルガメシュ帰り支度済まして乗船ウルシャナビの船が出る──その時、ウトナピシュティムは妻の執り成しによって、土産としてギルガメシュ若返り植物「シーブ・イッサヒル・アメル」が海の底にあることを教えてやる。ギルガメシュは足に石の重り付けて海底歩きその植物手に入れるが、帰還途中、泉で水浴びをしている間にがその植物取って行ってしまった。ギルガメシュ泣きウルシャナビと共にウルク到着物語終わり)。 物語ウルク到着したギルガメシュ言葉(第1の書版冒頭部分繰り返し)で結ばれており、不死希求の旅を終え帰国したギルガメシュが、ウルク建設果たしたことが示唆されている。 ギルガメシュにとって旅の成果いかなるものであったかに注目が及ぶが、不死得た者が言うには、永遠の命神々からの贈り物(神の序列加わっただけ)であってウトナピシュティム自身あずかり知ることではなかった。ギルガメシュ若返りすら手に入れられず、最終的に永眠しているため、旅の果て永遠の命諦めたとも、最後に死の恐怖克服したとも受け取れるというが、書版によっては旅の最後にギルガメシュが「やすらぎ得た」とあり、旅の途中で出会った人から「今ある生を謳歌するように」と諭されていたことからも、何らかの答え見出したとする説が有力視されている。ただし、そういった感想著者によって表現見解異な傾向にある。

※この「洪水物語」の解説は、「ギルガメシュ叙事詩」の解説の一部です。
「洪水物語」を含む「ギルガメシュ叙事詩」の記事については、「ギルガメシュ叙事詩」の概要を参照ください。

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