横浜市の新たなコロナ対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:24 UTC 版)
「山中竹春」の記事における「横浜市の新たなコロナ対策」の解説
山中の市長就任時は、新型コロナウイルス感染拡大第5波の最中であり、最重要課題である新型コロナウイルス感染症対策については就任直後からスピード感を持って検討を重ね、9月17日に「ワクチン接種の加速化」「医療提供体制の拡充」を柱とした「新型コロナウイルス感染症対策加速化プラン~Acceleration Plan~」を公表した。 また、若者のワクチン接種の加速化を円滑にすすめるために、「横浜市若者向けワクチン接種センター」を開設、深夜・早朝の集団接種の実施にも取り組んだ。市の若手職員がプレゼント選びに関わった、横浜市独自の「ワクチンplusキャンペーン」も同時にすすめ、感染拡大防止と経済活動の再開にも力をいれた。さらに第5波の終息以前より、第6波を早くから予想し、病床確保のためにコロナ専門病院の開設に力をいれ、約3か月という病院としては異例の短期間の準備で令和3年12月1日に開院した。コロナ専門病院では、令和4年3月31日までに 248人 の入院患者を受け入れ、病床使用率は 3月中旬には70% に達した(同時期の神奈川県内の病床使用率は50%台を推移)。 また、全国最多の3万6000人余りの新成人が誕生する横浜市成人式では、感染が再拡大する中、例年は2回に分けて行っている式典を4回に分けて行い、検温や消毒のほか、ワクチンを接種していない人のうち希望者には事前に抗原検査キットを無料で配るなどの対策をとり、対面開催した。第6波が猛威を振るうなか、1月26日には、全国20の政令市で作る指定都市市長会をとりまとめて、新型コロナウイルスの感染者を全て保健所に届け出る運用を見直すよう求める要望書を、島村大厚生労働政務官に提出した。さらに感染者の出た保育園や小中学校において濃厚接触者の同定までの手順や学級閉鎖基準をいち早く見直したほか、休園が相次ぐ保育園の職員をはじめ、エッセンシャルワーカーに、市が確保していた抗原検査キットを配布することを全国自治体に先駆けて発表した。また、前市長時代に、ワクチン接種の予約が取りづらいといった苦情が多く寄せられた反省を踏まえ、担当課の職員を倍増させるほか、地域の郵便局の協力を経るなどユニークな取り組みを通じて態勢を強化し、ワクチン3回目接種を進めた。新型コロナウイルスゲノム解析についても積極的に推進し、横浜市立大学、横浜市衛生研究所とともに、変異株の動向を公表した。
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