横尾貝塚とは? わかりやすく解説

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横尾貝塚

名称: 横尾貝塚
ふりがな よこおかいづか
種別 史跡
種別2:
都道府県 大分県
市区町村 大分市大字横尾
管理団体
指定年月日 2009.02.12(平成21.02.12)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 横尾貝塚は、別府湾南東岸の低位段丘から派生する緩斜面地標高4~9mに立地する
 14世紀代よりその存在知られ18世紀絵図には「貝殻天神」としてこの貝塚描かれており、現在に至るまで地元保護されてきた貝塚でもある。
遺跡縄文時代早期後葉から後期前葉まで、大きく4期分かれて変遷する複合遺跡である。早期後葉は、石器素材となる姫島黒曜石大型石核剥片大量に出土することから、石器石材流通拠点となっていたことがわかる。前期前葉から中葉については、貝塚下部その周辺獣骨集中部が確認された。中期前葉から中葉については、貝塚上部だけに限られるが、九州では数少ない中期貝塚であるだけにその重要度は高い。後期前葉としては、貝塚切り込む合計20体の人骨検出され土坑墓谷部先端沼沢地検出されイチイガシ主体とする低湿地貯蔵穴緩斜面地の竪穴住居からなり墓地谷部含めた広範囲の生活領域明らかになった。
 このように、横尾貝塚は、その時々の地形動植物生態系対応した豊かで多様な生活を営んだ、大規模な拠点集落としてきわめて重要である。



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