おおゆ‐かんじょうれっせき〔おほゆクワンジヤウレツセキ〕【大湯環状列石】
大湯環状列石 (秋田県)
大湯環状列石
名称: | 大湯環状列石 |
ふりがな: | おおゆかんじょうれっせき |
種別: | 特別史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 秋田県 |
市区町村: | 鹿角市十和田 |
管理団体: | 鹿角市(昭38・8・15) |
指定年月日: | 1951.12.26(昭和26.12.26) |
指定基準: | 史1 |
特別指定年月日: | 昭和31.07.19 |
追加指定年月日: | 平成13.08.13 |
解説文: | 大湯町の西南約3粁に位し大字中通の丘陵台地に存する遺跡で、国道をへだてて二箇所に河原石の敷列による遺構が存する。東側にあるものは小字野中堂に西側にあるものは小字万座に屬する。いづれも列石帶がほぼ環状にめぐらされているもので、環帶として明かに認められるものは内外の二重であるが更に中心部にも列石がたどられる。野中堂遺構は外径約40米内外、万座遺構は外径約40数米内外を算する。 これ等の環状列石帶は中央の柱石を中心とする円形の石組又は菱形の石組等の複合によって構成されたものとみなされるが、なお列石帶を離れて内外環帶の中間に中心に柱石をおき周囲に放射状に河原石を敷設した整美した石組が配されている。遺構は火山灰層によって掩われており一帶に縄文土器・石器・土偶等を包含している。縄文式文化に属する遺構とみなされわが国におけるこの種の遺構として稀有のものである。 |
大湯環状列石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/06 04:28 UTC 版)
座標: 北緯40度16分18.0秒 東経140度48分14.0秒 / 北緯40.271667度 東経140.803889度
- ^ “世界遺産分断の県道移設へ 秋田・大湯環状列石”. 産経ニュース (2022年4月21日). 2022年4月21日閲覧。
- ^ a b c “「大湯環状列石」分断する県道移設へ 航空測量で迂回ルート探る”. 河北新報オンラインニュース (2021年10月4日). 2021年10月4日閲覧。
- ^ その他に共同祭祀施設、集落説、祭祀場を兼ねた複合的施設などの説が出されており、最近では拠点的集落説も出ている。
- ^ 川口重一、国大老古学会報41号(1956)
- ^ 平津豊、日本天文考古学会誌、2021-1 vol.3(2022)
- ^ 埋蔵文化財発掘調査報告第二『大湯環状列石』(1953)
- ^ 2005年文化財調査資料77 『特別史跡大湯環状列石』
- ^ 松木 2007, pp. 122–130.
- ^ 谷口 2005, pp. 263–267.
- ^ 6本柱で、平面形が亀甲形をした棟持ち柱を持つ構造
- 1 大湯環状列石とは
- 2 大湯環状列石の概要
- 3 概要
- 4 環状列石に類似する遺構
- 5 参考文献
- 6 関連項目
固有名詞の分類
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