はり‐ぐわ〔‐ぐは〕【針桑／×柘】
柘
柘
柘
柘
| 姓 | 読み方 |
|---|---|
| 柘 | つげ |
| 柘 | やまぐわ |
ツゲ
(柘 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/19 14:52 UTC 版)
ツゲ（黄楊[4]、柘植[4]、樿、学名 : Buxus microphylla var. japonica）は、ツゲ科ツゲ属の常緑低木[4]。別名で、ホンツゲ、アサマツゲ、コツゲ[2]などともよばれる。主に西日本の暖かい地域に分布し、伝統的に細工物の材木として貴重とされ[4][5][6]、高級な櫛や将棋の駒の材として知られるほか、垣根や庭木の植栽にも使われる。日本の固有変種[1][3]。
注釈
- ^ サワフタギとは異なる
- ^ ウツギとは異なる
- ^ クサギの一種とは異なる
- ^ イラクサ科の一種とは異なる
- ^ イボタノキ属の一種とは異なる
- ^ 「Flora of Japan Database（日本植物誌データベース）」では、変種 var. sinicaと、「環境省第4次レッドリスト(2012) 【植物I（維管束植物）】」では 別種 Buxus sinca var. sincaとしている。
- ^ この呼称は熱帯植物研究会 編『熱帯植物要覧』（第4版）養賢堂、1996年、421頁。ISBN 4-924395-03-X。による。現代のタイ語では พุดผา /pʰút.pʰǎː/ プット・パー と呼ぶ。
- ^ 法律で定める国指定伝統的工芸品とは異なり、県が独自に指定したものである。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k 日本維管束植物目録, p. 100
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Buxus microphylla Siebold et Zucc. var. japonica (Müll.Arg. ex Miq.) Rehder et E.H.Wilson ツゲ（標準）”. BG Plants 和名−学名インデックス（YList）. 2022年12月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g H. Ohba 「Buxus microphylla ツゲ, アサマツゲ」『Flora of Japan Database（日本植物誌データベース）』（2015年5月7日閲覧）
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj 図説 花と樹の大事典, p. 286
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af 朝日百科 植物の世界 4巻, pp. 66–68
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 世界有用植物事典, pp. 182–183
- ^ 『リーダーズ英和辞典』,研究社,2013,第3版第3刷,ISBN 9784767414324 C0852,p283-284
- ^ Online Etymology Dictionary box2015年4月24日閲覧。
- ^ a b c d 環境省 第4次レッドリスト 維管束植物2015年4月25日閲覧。
- ^ The Royal Botanic Gardens, Kew and The Missouri Botanical Garden 「Buxus microphylla」『The Plant List』（2015年5月7日閲覧）
- ^ a b H. Ohba 「Buxus microphylla ヒメツゲ」『Flora of Japan Database（日本植物誌データベース）』（2015年5月7日閲覧）
- ^ 永益英俊 「ツゲ」『週間朝日百科 植物の世界39 ツゲ・モチノキ・ニシキギ』岩槻邦男ら監修、朝日新聞社、1995年、4-66頁。
- ^ a b c d e f g h 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 130.
- ^ a b c d e 農林水産・食品産業技術振興協会 日本の特別天然記念物 古処山ツゲ原始林 2015年4月25日閲覧。
- ^ 福岡県自然環境課 福岡県の希少野生生物2015年4月25日閲覧。
- ^ 福岡県レッドデータブック2011 維管束植物2015年4月25日閲覧。
- ^ a b c d e f 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 48.
- ^ a b c d e f g h 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 221.
- ^ a b c d 田中潔 2011, p. 36.
- ^ H. Ohba 「Buxus microphylla var. insularis チョオセンヒメツゲ」『Flora of Japan Database（日本植物誌データベース）』（2015年5月7日閲覧）
- ^ H. Ohba 「Buxus microphylla var. kitashimae ミクラツゲ」『Flora of Japan Database（日本植物誌データベース）』（2015年5月7日閲覧）
- ^ H. Ohba 「Buxus microphylla var. riparia コツゲ」『Flora of Japan Database（日本植物誌データベース）』（2015年5月7日閲覧）
- ^ H. Ohba 「Buxus microphylla var. sinica タイワンアサマツゲ」『Flora of Japan Database（日本植物誌データベース）』（2015年5月7日閲覧）
- ^ H. Ohba 「Buxus liukiuensis オキナワツゲ」『Flora of Japan Database（日本植物誌データベース）』（2015年5月7日閲覧）
- ^ a b 国指定文化財等データベース - 「古処山ツゲ原始林」で検索し、指定当時の解説を参照
- ^ a b c d e 尼川大録 「古処山ツゲ原始林」 『日本の天然記念物』 加藤陸奥雄・沼田眞・渡部景隆・畑正憲監修、講談社、1995年、339頁、ISBN 4-06-180589-4。
- ^ a b c d 嘉麻市産業振興課 嘉麻市観光まちづくり協議会事務局 古処山ツゲの原始林 2015年4月25日閲覧。
- ^ a b 朝倉市 教育部 文化課 古処山ツゲ原始林 2015年4月25日閲覧。
- ^ 国指定文化財等データベース - 「黄柳野ツゲ自生地」で検索し、指定当時の解説を参照
- ^ 新城市 教育委員会 設楽原歴史資料館 黄柳野つげ自生地2015年4月25日閲覧。
- ^ 新城市 教育委員会黄柳野つげ自生地2015年4月25日閲覧。
- ^ a b c d 倉内一二 「黄柳野ツゲ自生地」 『日本の天然記念物』 加藤陸奥雄・沼田眞・渡部景隆・畑正憲監修、講談社、1995年、339頁、ISBN 4-06-180589-4。
- ^ 山形県植物群落・植物個体群立地調査一覧 - 表・図中の144番
- ^ a b c 小林川ツゲ植物群落保護林 - 東北森林管理局
- ^ 日本のレッドデータ検索 2015年4月26日閲覧 - 必ずしも最新の状態に更新されているわけではないので注意。
- ^ 山形県将棋駒協同組合 将棋駒のあれこれ2015年4月24日閲覧。
- ^ a b c d 資源植物事典(増補改訂版), pp. 456–457
- ^ a b c 原色木材大事典170種, p. 132
- ^ 世界有用植物事典, pp. 474
- ^ a b 日本森林技術協会(JAFTA) 薩摩つげをめぐるある事件(3)2015年4月24日閲覧。
- ^ 日本森林技術協会(JAFTA) 薩摩つげをめぐるある事件(1)2015年4月24日閲覧。
- ^ a b 薩摩つげ櫛（指宿市考古博物館公式サイト）2015年4月24日閲覧。
- ^ 鹿児島県庁 伝統工芸品 薩摩つげ櫛 2015年4月24日閲覧。
- ^ Joshua Dickson (2009年10月9日). The Highland bagpipe: music, history, tradition. Ashgate Publishing, Ltd.. pp. 50–. ISBN 978-0-7546-6669-1 2015年4月24日閲覧。
- ^ a b 日本森林技術協会(JAFTA) 薩摩つげをめぐるある事件(4)2015年4月24日閲覧。
- ^ オックスフォード 植物学辞典, p. 280
- ^ 日本森林技術協会(JAFTA) 薩摩つげをめぐるある事件(2)2015年4月24日閲覧。
- ^ a b c 世界有用植物事典, pp. 549
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柘
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