本編 第一部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 12:53 UTC 版)
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の記事における「本編 第一部」の解説
主人公ベルとヒロインたちの出会い、ベルの最初の冒険などが描かれる。 本編 第1巻 ヘスティア・ファミリアで唯一の団員である駆け出しの冒険者ベル・クラネルは、単独でダンジョンに臨み、我流でモンスターと戦っていた。いつものように上層で戦っていたベルは、不運なことに中層級の強さをもつミノタウロスに襲われる。なすすべもなく追い詰められたベルは、間一髪のところでロキ・ファミリアの女性冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられたが、礼も言わずにその場から逃げ去ってしまう。あまりの衝撃的な出会いにより、アイズに一目惚れしてしまったベルは、彼女に釣り合うような立派な冒険者となろうと心に誓う。これが切っ掛けとなりベルにスキル憧憬一途が発現し、規格外の急成長を遂げてゆく。 ダンジョンに向かう道すがら出会った酒場「豊饒の女主人」のシル・フローヴァから招かれ、酒場で食事をとっていたベルは、自分の醜態を嘲笑するロキ・ファミリアの団員の話を耳にする。憧れの人であるアイズの前で嘲笑されたことに耐えきれなかったベルは酒場から逃げ出してしまう。自分の弱さを思い知らされたベルは、憧れの人に追いつくために強くなりたいと心から願うようになる。ベルの願いを知ったヘスティアは、神友である女神ヘファイストスに強引に頼み込み、神(ヘスティア)のナイフを作製してもらう。 ベルは女神フレイヤから見初められ、ベルを見定めるためのフレイヤの暗躍により、ガネーシャ・ファミリアが主催する怪物祭からモンスターが地上に解き放たれる。逃げ出したモンスターは執拗にヘスティアを狙い、ベルはヘスティアを守るためにモンスターと対峙し、ヘスティアから託された神のナイフを使い、格上のモンスターを辛うじて打倒する。 本編 第2巻 ベルを担当するギルド職員エイナ・チュールは、駆け出しのベルの不用意な行動を心配していたが、ベルの異常な成長を確認した後、成長したベルに相応しい防具を準備するために、ヘファイストス・ファミリアの店にベルを誘う。ベルは店の片隅にあったヴェルフ・クロッゾ製の防具を気に入り、有り金を叩いて購入する。 ベルの成長を促すフレイヤの企みにより「豊饒の女主人」へ魔導書が届けられ、シルがこれをベルに貸し与えたことで、ベルに魔法ファイアボルトが発現する。ベルは喜びのあまり魔法を使いまくり、精神疲弊を起こしてダンジョン内で意識を失う。偶然に通りがかったアイズが気絶したベルを介抱するが、意識を取り戻したベルは状況を把握できず、再び逃げ出してしまう。 ベルは冒険者に追われていたリリルカ・アーデと出会う。ベルが持っていた神のナイフに目を付けたリリルカは、魔法で外見を変えてベルに近づき、サポーターとしてベルとパーティを組むようになる。一方、エイナはリリルカの所属するソーマ・ファミリア団員の尋常でない振る舞いをギルドで目にしており、リリルカとパーティを組んだベルが心配でソーマ・ファミリアを調査し始める。面識のあったロキ・ファミリアの副団長による仲介で酒に造詣が深い女神ロキと面談したエイナは、男神ソーマの作る神酒の異常性とソーマ・ファミリアの団員の尋常でない行動との関係を察し、リリルカに対する懸念をヘスティアへ伝える。 リリルカはベルの信用を利用して神のナイフを盗み出すものの、「豊饒の女主人」のリュー・リオンが取り返し、神のナイフはベルの手に戻る。リリルカは、もう一度、ベルの命を顧みない入念な作戦を立て、神のナイフを盗み出すことに成功する。地上に戻ろうとしたリリルカはソーマ・ファミリア団員の罠に嵌り、自身が命の危機に晒されるが、ベルが間一髪で駆けつけてリリルカは九死に一生を得る。リリルカはこれまで騙し続けてきたベルに助けられたことに困惑したが、ベルの純粋な優しさに心を打たれ、本当の意味でベルのサポーターになると決意する。 本編 第3巻 エイナの計らいによりアイズと対面したベルは、これまでの礼をアイズにしっかり伝え、アイズからの提案で戦い方を教えてもらえることになる。口下手なアイズは言葉でベルを導くことはせず、実戦形式の訓練を通じて、戦闘の技と駆け引きの基礎をベルに授ける。 フレイヤは魔法を得て輝きが増したベルの更なる成長を望んでおり、ファミリアの団長オッタルとの会話から、ベルの成長を妨げている原因がミノタウロスへのトラウマにあると考え、ベルがトラウマを克服するための舞台の準備をオッタルへ命じる。フレイヤの命を受けたオッタルはダンジョン上層で片角のミノタウロスを鍛え上げ、これをベルに直接ぶつけて彼の成長を促すことにする。 ヘスティアはリリに対して懐疑的だったが、リリの言葉とベルの判断を信用してリリを受け入れる。ベルはリリとのパーティを続け、リリと共にダンジョンに潜るが、オッタルに調教された片角のミノタウロスと対峙してしまう。トラウマにより恐怖で怯えるベルだったが、リリだけは何とか逃がし、戦いながら自身も逃げる算段をしていた。危機一髪のところにアイズが駆けつけ、ベルを助けようとする。ベルは憧れの人に再び助けられることを拒み、自身で決着をつけるべくミノタウロスと真正面から戦う決意をする。 ベルはアイズから教わった技と駆け引き、魔法、神のナイフなど、自身の全てを賭して片角のミノタウロスと戦い、最後は立ったまま精神疲弊で意識を失ったが、片角のミノタウロスに勝利する。その戦う姿は目撃したアイズとロキ・ファミリア幹部たちに衝撃を与え、自分たちが冒険者であることを再認識させ、深く印象に残るものとなる。
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