春日兄妹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:21 UTC 版)
宇宙の平和的開発のために光子ロケットを開発した科学者・春日勝一郎博士の子供たち。宇宙人に殺された父の研究を引き継いでロケットを完成させ、地球を宇宙人の手から守るのが悲願である。光子ロケットエンジンの設計図は父によって5人の身体に残されているらしいが、それを見る方法が不明であるため、その方法を見つけることがロケット完成への大きな一助になると思い、父の知り合いを訪ねて旅を続けた。実際、ひとみ、光三、はるかの身体に方程式や設計図の一部が何かの拍子で浮き上がる描写があるが、実は光子ロケットエンジンはすでに完成しており、その隠し扉を開くにははるか以外の兄妹が全員いなければ不可能だった。 春日 光二 次男、23歳。本編の主人公。5人の中で一番体力があり、そのために父に改造され、シルバー仮面に変身する能力を得た。性格は穏やかであり、後に出会うこととなるリカに懐かれるなど、子供に好かれる一面を持つ。スキーが趣味である。 春日 光一 長男、26歳。父の意思と研究を引き継いだ、優秀なロケット工学者である。父から白光銃を与えられている。どんな状況下でも、冷静な判断力を失わない。弟妹たちに対して時には厳しく接し、時には優しく見守るなど、彼らを大事に思う人情的な一面がある。 春日 ひとみ 長女、21歳。設定では大学医学部に籍を置く女医の卵。母親代わりとして兄弟妹の面倒を見ており、後に光二とともにリカの面倒も見ることになる。父から赤光銃を与えられている。レーダーを開発した秋山という婚約者がいる。最終話でベム5号に乗る予定だったが、「レーダー監視の役割を誰がするんだ?」と「婚約者を置き去りにするのか?」という光一の説得を受けて唯一地球に残り、ベム5号のレーダー観測をしながら兄たちを見送った。 春日 光三 三男、20歳。設定では大学生。猪突猛進な熱血漢で、たびたび無茶しては窮地を招く。空手とナイフ投げが得意。宇宙人に殺された父を尊敬するあまり、すべての宇宙人を敵と見なして激しく憎んでいる。父から人間に化けた宇宙人を見分けるスペクトルグラスを与えられているが、巨大宇宙人が登場するようになった第11話以降は使用しなくなった。 春日 はるか 末娘、18歳。春日兄妹のうち、唯一血液型がO型である(他はA型)。特に対宇宙人用の装備は与えられておらず、体力的にも精神的にも弱い少女。その打たれ弱さは逃避行を続けるうちに深刻化し、わずかな期間で心身共に限界を迎えた。結局、光一の配慮で大阪東南大学の阿部博士のもとに身を寄せることとなり、第8話を最後に登場しなくなったが、その旨は第9話で春日兄妹を殺人犯と見なして追っている刑事の台詞や第10話の冒頭ナレーションでしか語られず、詳しい説明もなかった。第10話・第11話では未出演だが、名前がクレジットされている。
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