早課
早課
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/09 21:15 UTC 版)
詳細は「早課」を参照 英語: Matins 本来、日の出前後の祈祷であるが、教区の伝統・教会の事情によっては時間をずらして前日の夕刻、あるいは当日の早朝に行うことがある。徹夜祷の場合、晩課から連続して行われる。平日と主日ではその構造は若干異なる。 カトリックの朝課および賛美課に相当する。カトリックでは独立の時課となっている賛美課(羅: laudes)は、正教会では早課の末尾におかれ、その一部となっている。 六段の聖詠:聖堂中央で、指定の六つの聖詠を誦読する。 「主は神なり」:八調のうち指定の調で歌う。(大斎期には「アリルイヤ」を歌う) ネポロチニ(道に玷《きず》なく)あるいは多燭詞《ポリエレイ》:主日、あるいは大きな祭の早課にはポリエレイが歌われる。 提綱《ポロキメン》:誦経者と詠隊が掛け合いで歌う。 福音誦読:主日では計11箇所の「復活の福音」が指定されており、これを通年順番に朗読していく。 規程《カノン》:第一~第九歌頌があり、各々「イルモス」、冠詞、讃詞を含む。第六歌頌の後にその日の小讃詞《コンダク》が誦読(または歌唱)される。 主の讃揚歌「凡そ呼吸ある者は主を讃揚げよ」:此の後の讃頌《スティヒラ》は、教区では通常、省略されている。 大詠頌:司祭のひとこえの後に、詠隊が歌う。これを行なわない場合には、ほぼ同様の部分を誦読する。 萬寿詞
※この「早課」の解説は、「奉神礼」の解説の一部です。
「早課」を含む「奉神礼」の記事については、「奉神礼」の概要を参照ください。
早課
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 22:02 UTC 版)
早課ではダマスコの聖イオアンの詞による八つの歌頌が歌われる。教区によってはこのあと時課を続ける。このなかで聖師父金口イオアンの「復活祭の説教」が朗読される。 また卵の成聖も早課が終わって以降に行われる。なお大斎中節制の対象であった食物(肉や卵など)は復活大祭の奉神礼が終わった後にはじめて食される。
※この「早課」の解説は、「復活大祭」の解説の一部です。
「早課」を含む「復活大祭」の記事については、「復活大祭」の概要を参照ください。
- >> 「早課」を含む用語の索引
- 早課のページへのリンク