新型栄養失調
血清アルブミンと呼ばれるタンパク質の不足を主な原因として引き起こされる栄養失調の通称。
血清アルブミンは血中に含まれるアルブミンのことであり、血液の浸透圧の維持、脂肪酸の運搬、および、血液や筋肉をはじめとするあらゆる体組織を構成する材料となるなどの役割を持つ、重要な物質として知られている。
極端な偏食やダイエットなどによって血清アルブミンの生成に必要なタンパク質が満足に摂取されない生活を続けた場合、血清アルブミンの濃度低下、それによる身体機能の低下を引き起こすおそれがある。例えば筋力が低下したり、血管が弱くなることで脳溢血が起こりやすくなったり、免疫力の低下により感染症に罹りやすくなったりするリスクが高まる。
新型栄養失調は、飢餓とは縁遠い現代社会においても発生しうる新たな健康リスクとして、近年注目されている。
新型栄養失調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:40 UTC 版)
例えば、高齢者で1日に3回の食事をしているが、総カロリーや蛋白質摂取量が不足し発生する、これは経済的理由や買物難民(買い物弱者)や、サルコペニアの要因との指摘されている。また、「自己流の制限食ダイエット」などに伴い発生する。
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