敬語体系
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播州・丹波から中国地方にかけて用いられるテヤ敬語とは、摂津方言で言う尊敬表現の『ハル』の代わりに、『動詞連用形+テ(+「ヤ」など)』を用いる敬語体系である。 大阪湾岸におけるテヤ敬語の東限は、昭和33年に鎌田良二が神戸市須磨区から大阪市までの1800人の中高生を対象にした調査から、神戸市東灘区の住吉川にあるとされ、西の御影でテヤ専用者が72%、東の本山でハル専用者が80%であった(テヤは灘区で82%、芦屋市で0%)。しかし戦中の東灘区御影地域(当時の御影町)を描いた野坂昭如の小説『火垂るの墓』ではテヤ敬語が登場したのは1度きりで、敬語体系は摂津方言のそれと軌を一にする。この事について東灘区が空襲の多大な被害に遭い復興の中で一時的に神戸との同一化が進んだ事が原因として挙げられる。 文例: 「いらっしゃいますか」→「おってですか」 「お行きにならない」→「行ってやない」 「お聞きの人」→「聞いての人」 ハル敬語も併用されるが大阪と同様の「ハル」ではなく、原型に近い「ナハル」が用いられる。テヤ敬語は大阪弁との平均化によって東から消滅しつつある。最近ではテヤ敬語よりもハル敬語が優勢になりつつある。
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敬語体系
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薩隅方言では敬語をよく使う。「ありがとう」を「アイガトモサゲモシタ」といったりするが、これは逐語的には「有難う・申し上げ・申した」がなまったものであるという。また、やはり、話す相手が目上・年下で、薩隅方言を使い分ける。
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敬語体系
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日本語の敬語体系は、一般に、大きく尊敬語・謙譲語・丁寧語に分類される。文化審議会国語分科会は、2007年2月に「敬語の指針」を答申し、これに丁重語および美化語を含めた5分類を示している。
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