政界への道のりとは? わかりやすく解説

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政界への道のり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 07:00 UTC 版)

後藤田正晴」の記事における「政界への道のり」の解説

1972年6月24日警察庁長官辞任同年7月1972年自由民主党総裁選挙勝利した田中角栄抜擢され第1次田中角栄内閣内閣官房副長官事務)に就任田中懐刀として辣腕揮った国土庁設立構想された際にその初代長官となるよう田中から打診されたが、後藤田民間人閣僚となることを潔しとせず断っている。後藤田山下元利からの誘いもあって同年末に行われた第33回衆議院議員総選挙への出馬希望していたが、「この内閣は、君で持っているのだ。選挙戦官邸カラになったら、内閣潰れてしまう」と田中慰留され、また選挙への準備不足指摘されたことから断念した1973年4月田中小選挙区制導入をぶち上げ同年5月12日後藤田区割り委員会事務局長据えられる。しかし、根回しなく公表されたこのいわゆるカクマンダー構想野党はおろか党内からも猛反発招き撤回された。 後藤田1973年11月25日官房副長官辞職し郷里徳島県から参議院選挙出馬するための準備始める。しかし、徳島県三木派率い三木武夫当時副総理)のお膝元であり、しかも1人区である徳島県選挙区では三木派城代家老と言われ久次米健太郎現職であったことから、自民党公認巡って党内紛糾する結局徳島県連の投票により後藤田公認候補とされたが、三木派猛反発招いた。久次米は無所属立候補したため、県内保守真っ二つとなり、選挙戦阿波戦争三角代理戦争)と呼ばれる熾烈なものとなった当初財界と党主流派支援受けた後藤田が有利と見られていた。しかし、農協などとの強い関係を持つ久次米陣営猛烈に巻き返し1974年7月7日第10回参議院議員通常選挙結果は、久次米196210票に対し後藤田153388票で及ばず敗北した。さらに、後藤田選挙不慣れであったこともあって、陣営から268人もが徳島県警察によって選挙違反検挙されることとなり、「金権腐敗選挙」と強く非難される憂き目見た後藤田お詫び行脚奔走するとともに私財売り払って逮捕者弁護士手配した。後に後藤田は、「あの選挙自分人生最大汚点」と述べている。更に強力な後ろ盾であった田中角栄田中金脈問題きっかけ首相辞任し選挙戦通じて政敵となった三木後継総裁選出され後藤田にとっては雌伏余儀なくされる事態続いた一方で後藤田は、このときの落選家族とともに続けてきたその後地道な選挙活動で、自分自身世の中見る目甘さがあることに気づき自分が変わるきっかけになった述べている。 1976年第34回衆議院議員総選挙徳島県全県区当時)から立候補し、ときの内閣総理大臣である三木武夫との直接対決となったロッキード事件絡めネガティブ・キャンペーン受けたが(久保発言)、落選以来後藤田が「徹底して歩け」との田中指示どおりに地道に続けてきた地元への行脚功を奏し、68990票を獲得して三木に続く2位当選果たした一方で前回参院選挙で後藤田支援してくれた秋田大助少年期寝食を共にした兄弟同然である甥の井上普方社会党)が、最後の1議席巡って5位争いをすることとなり、気まずい選挙でもあった(結果は、秋田落選)。 当選後自民党田中派所属選挙勉強兼ねて総務局次長として東京都議会選挙指導任された。

※この「政界への道のり」の解説は、「後藤田正晴」の解説の一部です。
「政界への道のり」を含む「後藤田正晴」の記事については、「後藤田正晴」の概要を参照ください。

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